暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos34日本語って難しいと思うby異世界組〜Interval 3〜
[10/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スメイトに貸してもらった本に出て来るやつ♪ えっと、ハヤテ○ごとく、ケ○ロ軍曹、こ○亀、花より○子ってやつ。ルシルがさっき言ってたでしょ? 空欄にするより埋める努力をするのは良いって。だから埋めたんだよ♪」

というわけらしい。アリシアは順調に他の子供たちと友情を築いているようだ。俺は「フェイト。偉いな。君は正解だった。正解はなんだった?」とフェイトに微笑みかける。

「良かった・・・。三井、三菱、住友、安田、だよ」

はやて達に拍手されたフェイトは「あぅ、ありがとう」テレながらも優しい微笑みを浮かべた。フェイトの笑顔を見る度、かつて俺を――ルシリオンを好きだと言ってくれた彼女を思い出す。あれから1万年以上も経過しているが、残った分身体は幸せにその生涯を終えただろうか。

(いやきっと・・・幸せに満ち溢れていたに違いない。そうだろう・・・?)

かつての俺に思いを馳せる。さて。感傷に浸るのは後だ。サクッと続きへ行こう。

「では次。問:ユーラシア大陸を走る、世界で一番長い鉄道の名称は何か」

そう言った瞬間、「ゲームで知ってる! 黄道特急!」アリシアが挙手して答えた。ゲームで知った、という時点ですでに間違っていると思えば、やはり答えは間違っていた。解答プリントには堂々と、黄道特急、と書いてある。

「ぷはっ! それバイオハザード0だから!」

「アリサ。マイナス10点」

「うがぁぁぁーーーーッ! アリシアが裏切ってくるぅぅーーーーッ!」

「馬鹿だなぁ、アリシア〜。答えは銀河鉄道だよ♪」

「ぷふっ! 馬鹿はあんたよ、シャル! 銀河! すなわち宇宙! 地球を飛び出しちゃってるじゃないの!」

「アリサ。マイナス10点」

「のわぁぁぁーーーーッ! シャルもシャルでボケてくるし!」

アリサがボケにボケを重ねて来るアリシア・シャルコンビの前に発狂寸前。頭をガシガシと両手で掻き乱す。なのは達が「落ち着いて!」と宥めようとするが、アリサは「あたしの点数がぁぁーーー!」と咆えるばかり。そんなアリサを宥めること少し。

「はぁはぁはぁ・・・。ルシル。次、次よ・・・!」

幽鬼のように佇むアリサに「お、おう」俺は応える。社会のテストはこれで切り上げ、次は国語。

「何の手応えも効き目もないことのたとえのことわざ、〔 〕の釘。〔 〕に入る語句を答えよ。ア、アリサ」

まずはアリサの精神ダメージを回復させる為にアリサに答えさせる。すると「へ? あ、あー、糠に釘、よ」アリサは後ろ髪をサッと払いながら堂々と答えてくれた。そんな彼女に「正解だ、アリサ」と微笑んでやると、「と、当然よ!」とテレてそっぽを向いた。

「えー、そんな中で、ふざけた答えを書いた人が居ます。シャル」

「馬鹿な! わたしは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ