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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos34日本語って難しいと思うby異世界組〜Interval 3〜
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確かに、ぬかに釘、って書いたよ!」

納得いかないと言った風に怒鳴るシャルに「ほう。じゃあ見てみようか」と言い、彼女のプリントをモニターに表示。

「ぬこに釘」

「か、と、こ、を間違えちゃったんだね、シャルちゃん」

「うぅー。日本語、むずかすぃ〜〜」

ヘコんでいるシャルに「あはは。ぬこってなに?」アリシアがにこやかに問う。アリサがその問いに対して「ただの誤字でしょ?」と言いつつ、携帯電話のインターネットを利用して調べ始めた。そして「・・・・」スッとディスプレイから目を逸らした。

「どうしたの? アリサ。・・・あぅ」

「フェイトちゃん?・・・うぅ」

「なのはちゃんまでどうしたの?・・・あ」

「すずかちゃん?・・・なにを見てるん?・・・おおう」

「んー? みんなして何を見て・・・、っ! シャル、ひどいよ・・・」

フェイト、なのは、すずか、アリシアという順でアリサの携帯電話のディスプレイを覗き込み、口を閉ざした。そして最後にシャルが覗きこみ、「ごめーーん、猫さぁぁーーん!」泣いた。そう、ぬこ、とは猫の別称らしい。俺もディスプレイを覗き込む。そこに映っていたのは土鍋に入った仔猫2匹。めっちゃ可愛いんですけど!!!! 俺は本気で思う。猫。その生物こそ神が作りたもうた生命の中で一番愛らしく、可愛い、と。

「えー、この空気をどうにかするために次の問題だ。人は土壇場になって初めて〔 〕をくくる。空欄を埋めてくれ。フェイト」

「うっ! えっと・・・髪・・・?」

「残念。アリシア」

「首!」

「死んでどうする。諦めるなよ、頑張れよ。違う。シャル」

「腕か脚!」

「マジックでもするのか? 土壇場で。違う。・・・はやて」

「うん。腹。腹をくくる、や」

「正解だ。間違っても首をくくると書かないように。先生から呼び出し食らうぞ。それじゃあ次な。走れメロスからの出題。メロスは、どうして自分の命を懸けてまで走ったのだろうか?」

俺が問題を言った途端に「タイトルに、走れ、が付いてるから」とシャルとアリシアの声がダブった。すると「はふっ」誰かが吹き出す。見れば「はやて。10点マイナス」はやてだった。彼女は「あちゃあ、やってしもた・・・」と手を額に乗せてがっかりポーズ。

「うそうそ♪ ホントの答えは、人質になった大切な友人の命を救うため、でしょ?」

シャルが、どうだ参ったか、みたいにウィンクしながら答え直した。俺は「正解だ。やるじゃないか」と拍手しながら次の問題を読み上げる。

「とても出来るはずのないことをしようとする愚かさのたとえのことわざ、竿竹で〔 〕を打つ。〔 〕に入る語句を答えてくれ。なのは」

「うん。竿竹で星を打つ、です」

「正解だ。で
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