エピソード11 〜抗神 マキナ登場〜
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られてきたんだっけ?それの開封でもやろ『チロチロリ〜ン♪』メールかよ……しかも社長からか。絶対碌なことがないな」
『お前に頼んでおいた調査書を使いの者が取りに行くから準備しておけ。』
ものすごく簡潔に纏められた一文だった。
「あ〜、アレか。まだ書き上げてなかった。」
ピンポーン♪
「早いな、おい!メール来て、1分と経ってないぞ」
今、他の生徒は授業の真っ最中であるため、この部屋を尋ねて来るのはメールにあった使いの者というわけだ。
「邪魔するぞ。よぉ、紫苑久々だな」
「使いって、あんたか……」
紫苑は黒髪金眼で黒色のスーツを着こなしている男ーー抗神マキナを見るとはぁとため息を吐く。
「目上の人に対して、いきなりため息はないだろう。しっかし、この部屋やけに豪華だな。ホテルのロイヤルスイート並じゃね。」
リビングに通すなり、ジロジロと部屋を見回してくる。
こいつあれだ。人の部屋に上がるなり、タンスとか開けまくってエロ本とか探そうとするタイプだろ。
「社長のご意向だとさ。ついでにあくまでこの部屋は仮で今、一軒家を建築してるらしい」
「なんか俺とおまえの待遇に差ができすぎじゃないか?俺も自宅欲しいわ。」
その言葉に対し、無言+ドヤ顔で返す紫苑
「そういえば、スパイの紫苑くん、例のブツを渡してもらおうか?」
まるでヤで始まり、ザで終わる人たちが白い粉などの受け渡しをするかのような感じでからかった口調で催促する
「あぁ、それがまだできてないんだ。ま、すぐに終わるから。あとお茶くらいしか出せないけどいい?」
「いや、普通、高校生の部屋に行って、お茶が出てくる方がおかしいからな?…………って、聞いてねぇな。」
熱々の熱湯をカップとティーポットに注ぎ、温まるのをクッキーを齧りながら待つ。お湯が少しぬるくなってきたら一旦捨てる。この行程を行うことにより、注いだ後の紅茶が冷めにくくなりより美味しくなる。紅茶の茶葉をポットにいれ、熱湯を注ぐ。熱い液体を入れられたことにより、熱の対流でポット内の茶葉がくるくると上と下を行ったり来たりする。これをジャンピングという。この時、手でポット内をかき混ぜるのは悪手である。渋みが強くなってしまうからね。程よく液体が琥珀色に色づいたらOK。あとは注ぐだけ。
って変な電波受け取って、何処の誰ともわからない人に説明してしまった!?
「おまえってそういうところ、ほんとにしっかりしてるよな」
紅茶が入ったポットとお茶請けのクッキーを持ってくる紫苑を見て言う
「まあね。姉ちゃんがこういう事に疎いから」
「クク、きっと将来いい嫁さんになるぜ」
「男だから!!」
テーブ
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