エピソード11 〜抗神 マキナ登場〜
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SIDEマキナ
現在、海馬コーポレーション(通称KC社)の社長室に呼ばれた。
「おい。マキナ、仕事だ。紫苑のところに行って来い。」
「は??」
珍しく社長の瀬人に呼ばれたと思ったら、何の前置きもなくこの発言である。この人よくこれでやっていけるよな…ある意味尊敬するわ。
「だから、さっさと紫苑の下に行って来いと言ってるだろうが!」
「ちょっと待て!そういうのは磯野さんの仕事じゃないのか!?それに俺はプロデュエリストであって、瀬人との関係はスポンサーというだけだ。おまえの部下でも、手下でもない!そもそも、なぜあのリアル男の娘のところに行かなくてはならんのだ」
ついつい早口でまくし立ててしまう。これは減俸とかあり得るか?それは困る……
「ふん、今磯野には他の仕事を頼んであるわ!それにおまえは俺の下僕のようなものだろう。誰が拾ってやったと思っている。わかったら、さっさと行け!!」
「くっ……。はいはい、その件については感謝してますよ。せめて何故紫苑のところに行くか教えくれ。」
この人、何の説明もなく命令してくるからな。行ってどうすればいいかわからんぞ
「紫苑は今デュエルアカデミアに入学しているのは知っているよな」
「あ〜、あいつってもう高校生なのか。」
完全に忘れてた。ついでに祝いの品でも持ってくか
「全く同じプロのよしみだろ。それであいつにはアカデミアの内部調査を頼んである。と言っても、校内や授業などの評価と問題点・改善点などの簡単なレポートだがな。それをおまえが受け取れというわけだ。」
なるほどね。てか、いち学生にスパイじみたことやらせるなよ!この人ほんとに人使い荒れ〜〜
「痛っ!?何故殴る!!」
いきなり瀬人がいつも持ち歩いているアタッシュケースで側頭部を殴られた。めちゃくちゃ痛い…
「ふん、貴様が余計なことを考えているからだ!わかったらさっさと行け!」
また殴られたくないのでさっさと退室することにする。
二度目のダイレクトアタック(物理)とか勘弁だ。
◆
SIDE紫苑
「うぇーい!停学バンザーイ!」
と、誰もいない室内で無駄にテンションの高い紫苑だが…
「………虚しすぎるな。正直、怠い授業に参加しなくてもいいのは嬉しいが、やることがなさすぎるのも苦痛だな…よりにもよって、エアトス達は全員用事があるとかでいないしな〜」
ゴロゴロとマットの上で寝返りをうちながらやることを考える。
ついでにエアトス達ーー紫苑の精霊達は翠から貸してもらったキャメランに保存されている画像データを別のハードに移し、紫苑の知らないところで鑑賞会をやっていた。紫苑の幼少期の写真で
「そういえば、この前パックが箱で大量に贈
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