暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
46 冷酷〜Some get a kick out of cruelty.
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ちょっとパチュリー…?」
「わかってる。問題ないわ」

次第に甘え方が激しくなって両腕だけではなく両足も俺に絡ませ、所謂、だいしゅきホールドをし始めたパチュリーが俺の思考を読んで言った。

「そこでエイジャの赤…じゃなくて賢者の石よ。ホムンクルスを大量に産み出して殺させるの」

なるほど。倫理観は問題あるかもしれないが、赤い石を使えば狂っていない究極生命体フランへと魔改造することが出来るのか。日光は克服しないけど。

「飽きるほど殺して…。殺す気力が失せるほど殺させる。そこから加減と我慢を覚えさせれば完璧ね。あの子頭いいもの」
「賢者の石は?」
「もう出来るわ、後は待つだけ。作り方が載っているなら料理を作るように簡単」

そのレシピが暗号化されていたり古代語で暗喩されていたりして解読が難しいのによく言うよ。小さい時からわかっていたけど、パチュリーは天才だなぁ。俺はただ、前世の記憶があって産まれた時から自我があっただけの…凡人とまでは言わないにしろそこまで才能がある訳じゃない。あとパチュリー?料理って作ったことあるっけ…?

「時間は大丈夫?」

フランは千を優に越える大群と戦ってそれでも正気を保てたのは半日足らずだった。

「十年よ?大丈夫でしょ。万や億ぐらい殺せば十分だと思う」

発想のスケールが大きすぎた。やはり天才は違った。

「だったら大丈夫か」
「ひゃにふぁ?(なにが?)」

パチュリーは俺の首を喰みながら言った。ちょっとくすぐったい。

「実は…弟子が出来たんだ」
「え?」

首からパチュリーの唾液が糸を引いていて実にエロい。
唖然としているパチュリーに俺は魔理沙のことを伝えた。

「そう…。ただし、毎晩覚悟しなさいよね」

勿論だよと軽くキスをして俺は魔理沙を待たせているアリスの家に向かった。

















「師匠…」
「ほらじっとして。すぐ終わるから」
「イタッ…!ぐすっ…」
「何で私の家でやるのよ…」

これで契約完了っと。
ナニしてたんだって?契約だよ契約。ほら、あれだよ。僕と契約して魔法少女になってよ!って言うあれ。

「だってほら…」

外では雨が降り始めていた。少し前まではそんな気配は無かったけど、突然降り始めた。季節的に雪が降るはずだけど凍らずに雨として降ってきたみたいだ。ツイてない。
しょうがないからアリスの家で魔理沙を魔法少女にする契約をしていた。
本には色々書かれていたがそれが一番マジだった、とだけ言っておこう。誰だよあの本書いた奴…。バージ…げふんげふん。兎に角、ろくでもなかった。

方法としては魔法使いの俺が魔理沙と契約して一時的に魔力を送れるようにすると言うものだっ
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