初年度
学園編
TURN-01『入学試験─VSクロノス』(2015/05/07改稿)
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クロノス教諭のフィールドに、木馬のようなモンスターが現れる。
「さらに魔法カード《二重召喚》を発動! このターン、もう1度通常召喚を行うことができるノーネ!」
(っ!? いきなり来るかっ!!)
この展開で、呼び出されるモンスターなんて限られている。
──いや、むしろ決まっている。
「トロイホース≠ヘ地属性モンスター召喚の生け贄にする場合、1体で2体ぶんの生け贄とすることができるノーネ! ワタシはトロイホースを生け贄に、《古代の機械巨人》を召喚シマスーノ!!」
トロイホースが消え、今度は機械仕掛けの巨人が出現した。
《古代の機械巨人》ATK3000
ソリッド・ビジョンで見るとすごい迫力だ。
外野から「アイツ終わったな」とかなんとか聞こえてくるけど、気にしない気にしない。
「カードを1枚セットして、ワタシはターンを終了するノーネ」
章刀 LP4000
手札5枚
モンスター0体
魔法・罠0枚
クロノス LP4000
手札2枚
モンスター1体
魔法・罠1枚
「俺のターン! ドロー!」
俺はデッキからカードをドローした。
やっぱりデュエルディスクでのデュエルはテンションが上がる!
俺はその昂りを抑えつつ、ドローしたカードを加えた手札を確認する。
すると、
「ん?」
6枚のカードを見て、俺は思った。
(オイオイこれじゃ‥‥Meの勝ちじゃないか!)
友達がよくネタで言っていたセリフを頭の中で再生する。
‥‥すこし小恥ずかしい気持ちになった。
まあいい、やりますか。
俺は手札から緑色のカードを1枚取り、ディスクにセットする。
「俺は手札から魔法カード《召集の聖刻印》を発動! その効果でデッキから『聖刻龍』と名のつくモンスター1体を手札に加えることができる! 俺はトフェニドラゴンを選択!」
クロノス教諭や周りの生徒が「せ、せいこく‥‥?」なんて顔をしているのが見える。
それはそうだ。
俺が使っているデッキ──【聖刻】は、この時代には存在しないカード群。
周りの奴らが知らないのも無理はない。
まあこの世界で【聖刻】なんて、鬼畜だとは思うけどな。
「そして手札に加えた《聖刻龍─トフェニドラゴン》の効果を発動! 相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このモンスターは手札から特殊召喚できる! 現れろ! トフェニドラゴン!」
俺がディスクにカードをセットすると、フィールドに鎧を纏った白い龍が現れる。
《聖刻龍―トフェニドラゴン》ATK2100
「
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