暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX〜決闘者転生譚〜
初年度
学園編
TURN-01『入学試験─VSクロノス』(2015/05/07改稿)
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何度か挟みながらも、今、ようやくカードの整理が終了した。

量が量だけに、始めた時はまだ夜も浅かったにも関わらず時刻は1時。

日付も変わってすっかりダークな深夜だ。

しかし、

「ハァ‥‥今度はデッキ作らなきゃな‥‥」

終わったのはカードの整理≠ナあって、まだ試験用のデッキはできていない。

「そういやデュエルアカデミアの試験っていつなんだろ?」

ふとそう思い、俺は着ていた服のポケットに手を突っ込んでみる。

恐らくどこかに受験票や試験の日時が書いてる紙か何かが入ってるだろうと思ったからだ。

すると案の定、後ろのポケットにそれはあった。

「受験番号120番≠ゥ‥‥」

俺は自分の番号を視認し、次に声に出して確認する。

‥‥いや、誰が答えてくれるわけでもないのだけれど。

実技の受験番号が出ているということは、筆記試験は終わっているのだろう。

まあ二次小説でもその辺りが詳しく書かれているやつはあまり見かけないので、別段どうということは無いのだが‥‥。

それにしても──

「120番≠チて‥‥また随分と下位な番号だな、オイ」

確か受験番号は筆記テストの順位だった筈だ。

総受験者数はわからないが、120番≠ヘその中でもかなりの下位に位置している。

あの十代や翔よりも下だ。

それなりに知識はあると思うんだがな〜‥‥。

「マジかよ‥‥。確か十代が110番だろ? それで翔が──‥‥あれ? 翔って何番だっけ?」

十代の番号はすぐに出たが、翔の番号が思い出せない。

「110番代だったとは思うんだが‥‥う〜ん‥‥‥‥」

俺は記憶を辿り、原作での翔の受験番号を思い出そうとした。

‥‥が、いくら記憶の引き出しを開けても、その番号が出て来ない。

「ダメだ、わからん。俺の原作知識も頼りにならねーなぁ‥‥」

自虐するが、それも仕方のないことだと思う。

如何せんGX──それも第1話──がテレビ放映されたのが大体10年ほど前だ。

それだけ経てば原作知識が曖昧になることもあるだろう。

しかし、先行きは不安だ。

重要な事柄などは覚えているが、それも完璧じゃない。

どうしたものか‥‥。

「‥‥まあいいや。今悩んでも仕方ないし」

取りあえず原作知識については追々考えるとして、

「えーと‥‥試験日時は──‥‥っ!!」

改めて試験日時を確認した俺は、その日付に愕然とした。

その日付は明日──既に日付は変わっているので正確には今日──だった。

「ウソだろ‥‥?」

もちろん、まだデッキは作っていない。

これはあれだ、試験に遅刻するというフラグだ。

おそらく試験会場に着く
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