プロローグ
TURN-00『新たな世界へ』(2015/05/07改稿)
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───」
「私は、神だ。お前を転生させてやろう」
──ないだろう、と言おうとした矢先に降って湧いた都合の良い話。
随分といきなりなことだ‥‥。
俺はモン○ターエ○ジンのネタ的割り込み方をした人物の方へと目を遣る。
視線の先には白いローブを纏った1人の女性が立っていた。
年齢は20代前半くらいだろうか。
ローブから覗く美しい黒髪、切れ長の双眸にスッと高い鼻、艶のある白い肌に程よく潤った唇。
割と細身だが胸部には中々に立派な2つの果実があり、容姿のドコを取っても魅力的な女性だと思わせるには十二分な効果があるだろう。
事実、俺も一目でそう感じた。
纏う雰囲気もとても優しそうで、正直、俺が今まで出会ってきた異性の中で最も魅力的なのではないかとさえ思う。
‥‥恋愛対象になるかはまた別の話だが。
けど、目の前の女性が綺麗だとか恋愛対象になるならないだとか‥‥そんなことは今はどうでもいい。
「えーと‥‥神様‥‥で、いいんですか?」
「はい、神様です。正確に言えば私は女性なので、女神です」
俺の問いに答える目の前の神様改め女神様。
口調が第一声と変わってる‥‥。
どうやらさっきのはキャラだったようだ。
というか‥‥これは本当ですか?
「ええ。正真正銘、マジですよ」
心を読まれた‥‥だと‥‥ッ!?
‥‥いや、相手は神様だ、それぐらいは可能なのだろう。
「もちろん、このくらい朝飯前です」
胸を張って女神が誇らしげに言う。
うん、この方は完全に心読んでいらっしゃる。
しかしそれがわかったところで、どうと言うことはない。
先程女神様の容姿やその他をベタ褒めしたことも読まれたかと思うと少し気恥ずかしいが、むしろそんな事は今はとても瑣末な問題だ。
「あの〜‥‥」
「はい?」
「俺って、その‥‥転生させてもらえるんですか?」
「そのつもりじゃなかったんですか?」
「いや‥‥転生とかって、理由が無いと無理なんじゃないかな、と思って‥‥。あ、手違いで死んだとか? それとも子供を助けたから?」
「極端に言えば両方ですね。アナタが子供を助けた事によって、死ぬはずだったあの子は助かり、死ぬはずではなかったアナタが死んでしまった」
なるほど、そういうパターンか。
二次創作でもテンプレ的な展開だ。
しかし生前も思っていたけど、よくよく考えて、神様の仕事に手違いなんてあるのかね?
運命の悪戯≠ネんて言葉はよく聞いたりするが、悪戯にしては死≠ニいうのは重過ぎると思うが‥‥。
その辺りはどうなんだろうか?
「まあまあそれはそうとして‥‥」
俺の疑
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