第四章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
だ。そうしてお互いを見合っていたのである。
周りもそんな二人を見てだ。笑顔になるのだった。
「これからの二人に期待ね」
「今まで以上にね」
「さてさて、どうなるか」
周りは暖かい笑顔になっていた。そして望と春香も。
お互いに見合ってだ。そうして話していた。
「明日もお弁当は」
「作ってくるからね」
春香は優しい笑顔で望に話した。
「楽しみにしておいてね」
「それでやっぱり」
「人参は入れるからね」
これは外さなかった。
「絶対に食べてよね」
「ちぇっ、それはなのかよ」
「そうよ。身体にいいんだから」
「ちぇっ、それでさっきのキスも」
またその話をするのだった。キスのことをだ。
「人参の味がしたんだな」
「えっ、人参の味だったの?」
「キスって人参の味だったんだな」
それを言う望だった。
「それもわかったよ」
「ううん、そんなつもりじゃなかったけれど」
「けれどいいさ。春香の味なら」
望はだ。微笑ながら述べていく。
「これからも頼むな」
「ええ、宜しくね」
最後に満面の笑みを贈る春香だった。そうしてでだった。二人は幼馴染みだけではなくなった。それ以上の仲になったのである。
バウンド注意 完
2011・2・1
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ