暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第七十八話 Central Museum
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
様子が明らかにおかしい。
彼は何か急いでいるように見えた。
そうでなければ女神の力を借りてまで最初から完成されたアーマープログラムを渡すはずがない。

ゼロ「……まあいい…気にしたところで俺にどうこう出来ることではないだろう」

パーツファイルを入手したゼロはスカラビッチの元へ向かうべく、足を進める。





































ゼロはその後、宇宙、海、古代遺跡の展示場を抜ける。
時々現れるイレギュラーを破壊しながらゼロは調査員がいるセントラルミュージアムの最深部に辿り着いた。
そしてようやくルナとの通信が繋がった。

ルナ『お?やっと繋がったぜ。ゼロ、近くに強力なデータ反応があるから気をつけろ』

ゼロ「ああ、調査員のスカラビッチだろう。遺跡荒らしからいつ調査員になったのか…」

やっていることは録なもんじゃない、どちらも。
ゼロは肩を竦めながら言う。

ルナ『いや、スカラビッチもだけど、もう1つ強力なエネルギー反応がセントラルミュージアムに近づいているから頑張ってくれや』

ゼロ「もう1つのデータ反応か…」

用心に越したことはない。
気を引き締めて扉を開ける。
先には岩石を転がす奇妙なレプリロイドがいた。

ゼロ「グランド・スカラビッチ!!今回はナイトメアと仲がいいみたいだな」

スカラビッチは岩を転がし、顔だけをこちらに向けて言った。

スカラビッチ「ほおっ、ゼロさんではありませんか?死んだと聞いていたが?」

ゼロ「お前に聞きたいことがある。お前達ナイトメア調査員は何を考えている?俺の亡霊の正体は?後、俺のDNAデータの使い道は?」

スカラビッチはDNAデータに関する質問にだけ答える。

スカラビッチ「以前はお主のDNAデータが欲しくてたまらんかったが、今は用済みじゃな」

ゼロ「その“用”を知りたいんだ。早く答えろ」

鈍そうな老人相手にゼロは苛立ちを感じた。
当の本人は彼の心中など意に介さず、ポイッと岩をゼロに向けて放り投げた。

ゼロ「答える気はないというわけか。なら無理矢理にでも吐かしてやる」

チャージしたリコイルロッドの一撃を岩に喰らわせ、吹き飛ばすと同時にセイバーを抜き放ち、スカラビッチに懐に入る。
勝敗は呆気なくついた。
地面に転がる調査員。
見下ろすハンター。
ゼロは相手の目の前にセイバーを突き付ける。
スカラビッチから喉に詰まったような悲鳴が聞こえた。

ゼロ「さあ、答えてもらおうか?俺のDNAを何に使ったのか?まずこの質問に答えろ」

スカラビッチ「…………」

ゼロ「さっさと言え、俺はエックスや
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ