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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
悪の貴公子 ゾロアーク!!
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ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は遂にライモンシティに到着し、漸くジムへ挑戦する事になった、!ジン、フウロ、カミツレはバッチをゲットし続くユウヤも悪タイプの使い手であるレイズに挑む事になった………

「ワルビアル戦闘不能!ジャローダの勝ち!!」
「ふむ、成程如何やらやりおるな」

レイズとの2体2のバトル、ユウヤはメロエッタを繰り出すもレイズのワルビアルに倒されてしまう。このワルビアル、カミツレのドサイドンとも互角異常の戦いをするほどのパワーを持っている。次に繰り出されたジャローダは相性の良さを駆使してワルビアルを圧倒し勝利することが出来た。

「お主のジャローダ中々良く育てられておる、感嘆の言葉しか出ぬわ」
「へへへ」
「じゃが、妾もジムリーダーの端くれじゃ。このまま引き下がるほど馬鹿ではないわ!行くぞ、ゾロアーク!!」

レイズが最後のポケモンとして出すとしたモンスターボールから現れたのは、全身が紺色の体毛で覆われているスマートで闇から獲物を狩る狩人を思わせた。

「ゾ、ゾロアーク!!」
「珍しいポケモンを出してきたな」

ゾロアーク。悪タイプのポケモンの中でもずば抜けた素早さと攻撃力を両立させているポケモン、これは中々に面白いバトルが見られそうだ。

「あくのはどうじゃ!」
「アァァアアアク!!」

片手をジャローダへと翳すとすかさずそこから紫と黒が混ざった極太の光線が発射されてジャローダへと向かっていく。ジャローダはそれを避けるが直ぐ目の前にはゾロアークが既に移動をしていた。

「ジャッ!?」
「つじぎり!!」

まるで居合い斬りの様な体勢から一転、腕を振るった瞬間には深く踏み込んだのかジャローダの背後へと移動していた。ゾロアークを見失ったのかその姿を探し、見つけた瞬間に凄まじいダメージがジャローダを襲った。

「ジャ、ジャローダ!!?」
「ジャ、ジャロ………」

ゾロアークは不敵な笑みを浮かべながらジャローダを見つめる、そして指で挑発するような態度をする。ジャローダも怒りを感じながらも落ち着こうとしている。それはユウヤも同じだった、今のつじぎり、あまりの速さと鋭さゆえに、相手は斬られてもしばらく気付かずに少し時間が経ってからダメージに気づくという特異性をもっている。鋭すぎるのと同時に繊細さを有している。

「まだ行けるかジャローダ!?」
「ジャロ!!」
「良し!マジカルリーフ!」

ユウヤの言葉で力が溢れ出すジャローダ、恋する乙女もとい恋するポケモンは強いようだ。エネルギーで構成した葉っぱ状のカッターを生成してそれをゾロアークへと飛ばす。そしてマジカルリーフの特徴は相手に絶対命中すると言う点。

「良い作戦じゃ、確かにスピードが自慢でもこれでは避けられんのぉ。
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