マクロスF
0729話
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たところで……
トゥルルルル、トゥルルルル、という昔懐かしい音で携帯が着信を伝えてきた。
微妙に嫌な予感をしつつも、携帯に出る。
『アクセル、悪いが俺の部屋に来るというのは中止だ。至急先程のブリーフィングルームまで来てくれ』
声の主はオズマ。だが、その声はいつもと違ってどこか焦っているようにも見える。
「どうしたんだ?」
『ガリア4でのお前の話を、教えられる場所だけ上に報告したら大統領がS.M.Sまでやって来たんだよ。そして、お前の話を聞きたいらしい』
「……マジか?」
バジュラによるフロンティア船団の襲撃があってから、まだ1日だ。そうなれば当然大統領としての仕事も多岐に渡って存在している筈だろう。
どう考えても、S.M.Sまで来るような暇があるとは思えない。
思えないが……逆に考えれば、そこまでしてでもここまで来る必要があったということか。
どんな理由なのかは不明だが、それをするだけの理由があるのだろう。
『マジだ。出来るだけ急いでくれ』
「分かった、すぐに向かう。じゃあ、準備があるから切るぞ」
そう告げて携帯を切り、素早く身支度を調えていく。
とは言っても、S.M.Sの軍服の上着を羽織ってから鏡でおかしな場所がないのかをチェックするだけなのだが。
「はてさて、何が起きてるのやら」
そう呟き、部屋を出てブリーフィングルームへと向かうのだった。
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