暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0729話
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てみた方が良いのでは?」

 俺の説明を聞き、オズマがジェフリーにそう声を掛けると、数秒目を閉じて何か考えを纏めると小さく頷く。

「うむ。オズマ少佐、頼む」
「グレイス・オコナーはギャラクシー船団でインプラント処理をしている。ネットとかに関しては信用しない方がいい。グローバルに関してもデータは根こそぎ消去されていたしな」
「了解だ。……ああ、それとアクセル、お前は明日から大尉になった。後で辞令を出すから俺の部屋まで来てくれ」

 話のついで、とばかりにオズマが告げてきた言葉に思わず目を見張る。

「大尉? 2階級昇進か? 何でまた」
「何でも何も……」

 溜息を吐きながら呆れた様に肩を竦める。……微妙に腹の立つ仕草だな。
 そんな風に思っている俺に向かってオズマが口を開く。

「ガリア4での反乱鎮圧。これに関してはオゴタイ少佐からアクセルの活躍が報告されている。他にも銀河の妖精シェリル・ノームを崩壊するガリア4から救出してきた事、ガリア4にあったグローバルからバジュラの標本を入手してきた事、バジュラの襲撃をフロンティア船団に知らせ、先制攻撃を行う要因を作った。バジュラが戦術行動を執るという、今までの常識を覆す予想をしてみせたというのもあったな。後ろに回り込むというあの女王級の行動を知らされていなければ、恐らくフロンティア船団の被害は莫大になっていただろう。他にも反応弾の早期使用の意見具申や、何よりも女王級が乗っていたと思われるバジュラ艦の撃破。それとこっちは公に出来ないが、今知らせて貰ったグレイス・オコナーの不審。この短期間でここまで手柄を立てたんだ。昇進するのも当然だろう? 寧ろ、俺にしてみればこれだけの手柄を立てて2階級昇進ってのは足りないと思うぞ」
「足りないかどうかはともかく、2階級昇進ってのは微妙に縁起が悪いよな」

 戦死を思い起こさせて。

「くくっ。まぁ、確かに2階級昇進じゃなくて特進とか言われると縁起が悪いか。けど、それだけの実績を上げたんだから大人しく大尉になるのを受け入れろよ」
「大尉、大尉ねぇ。オズマが少佐で……他に大尉と言えば……カナリアは中尉だろ? ああ、クランが大尉か」
「そうだな。一気にS.M.Sの機動部隊の中で2番手まで躍り出た訳だが……ま、階級だけだろうけどな。さすがに、S.M.Sに入隊してからまだ1年と経っていないアクセルに機動部隊の2番手になれとまでは言わないさ」
「うむ、確かに。アクセル大尉には指揮官としてよりもパイロットとしての腕を期待している」

 オズマの言葉にジェフリーも頷き同意する。
 まぁ、パイロットとして期待されているというのなら別に構わない……というか、願ってもないけどな。
 そんな風に階級についての会話をし、それが一段落したところで空間倉庫
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