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超次元ゲイム ネプテューヌ 〜異世界へ行くことになった〜
第6話 ラステイションの教祖
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。聞いたことぐらいはあるかな。宝玉と血晶と呼ばれる物なんだけど・・・」

宝玉と血晶という単語に、アイエフが激しく反論する。

「なっ!?それって・・・・・、両方共超レア物素材じゃない!?」

「そんなに珍しいのか?」

「希少価値が高すぎて、まず市場には出回らない代物よ。どこで採れるか分かったもんじゃない・・・」

なんてやばい事を頼んできたんだ。
旅がどんどん長くなる。女神達を助けられるのはいつになるか分かったもんじゃない。

「いくらなんでも条件がキツすぎるわ!」

「そう思うなら、この話はなかったことに。僕が情報の価値を見誤ったということだけだ。」

「く・・・・、足元を見て・・・・・」

アイエフも相当悔しそうな顔をしている。

「分かりました。探してきます。それを持ってくれば、ゲイムキャラの事を教えてくれるんですね?」

「それともう一つ。三年前・・・・・そして最近、ギョウカイ墓場で起こったことを教えてほしい。」

ケイが条件の上乗せをしてきた。
三年前といえば確か、女神達がギョウカイ墓場に向かった時だよな・・・

「わたし達が、ギョウカイ墓場に行ったことも知ってるんですか!?」

コンパが驚愕の声を上げる。そりゃあビックリするだろう。アエイフとコンパがギョウカイ墓場に向かったことを知っているのは、俺とアイエフとコンパとイストワールさんだけの筈なのだから。

「知っていたわけじゃないけど、この程度は憶測でね。何せ生きた証拠である、ネプギアさんが目の前にいるんだから」

頭のキレる奴だ。

「……で、ノワールは無事なのかい?何故ネプギアさんだけがこの場に?」

ケイの表情が一気に真剣になる。やはり、家族のような存在であり、この国の女神であるノワールの事が相当心配なようだ。

ノワールさんなら、お姉ちゃん達と一緒に……」

ネプギアが言いかけると、アイエフがネプギアの口を手で閉ざして喋るのをやめさせる。

「おーっと!ビジネスの基本はギブ・アンド・テイクでしょ」

アイエフがこちらの情報を先走って、喋りそうになったのをアイエフが制止させる。

「む・・・・・、これは失礼。それでは先に、二つの材料の調達をお願いするとしよう。」

「それではその後に、互いの情報を交換するということに。」

「はい。それじゃ失礼します。」

ネプギアの挨拶と共に、俺たちは教会を後に。
俺たちがいなくなった後の教会でケイが、ひとり呟いていた。


「やれやれ、交渉の順番を間違えたかな。……少々感情的になっていたらしい」


「・・・・・無事でいてくれてるよね、ノワール・・・・・。」




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