四之巻 蒼鬼と明日夢
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一世一代のイベントが終わり、一息ついたところで、義父さんが、中学校に行って見ないかと言ってきた。
「どうだろう、蒼鬼、いって見ないか?」
「いや、でも俺、大学生レベルの勉強ならできるし、いかなくてもいいんじゃない?」
「でも、蒼鬼は友達居ない…」
「やめてくれ、義父さん、俺の気にしていることを、バッサリ言わないでくれ」
「だから、学校に行けと言っていたのにいかないのが悪い。まぁ、それを許していた、私も私なんだがなぁ…、まぁ、転入手続きはしておいたから、明後日には学校にいけるぞ」
「はぁ、わかったよ義父さん、頑張って友達作ってくるよ」
「魔化魍がでた時は連絡するからな、出る時は、家の用事と言っておけば大丈夫だろう」
「その時は香須実姉さんか、日菜佳姉さん、が来るでいいの?」
「あぁ、その時は連絡が行くようになってるからな」
こうして、蒼鬼は中学校に行くこととなったのであった。
そして当日、蒼鬼が入ることになる教室では…
「明日夢!今日転校生がくるんだって!」
「え?転校生?こんな受験前のこの時期に?」
「まぁ、転校に時期も何もないんだけどな」
因みに今は2005年の1月である
「男子かな、女子かな?」
「どっちでもいいけど、仲良くしてくれるといいな」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜〜ン
「おっと、戻らなきゃ」
「おはよう、お前達、今日は新しくみんなの仲間になる、転入生を紹介するぞ」
「先生!」
「なんだ?」
「男子ですか?それとも女子ですか?」
「あぁ、まぁ、見てからのお楽しみだ、入って来い」
「はい」
ガラガラガラガラ〜
入ってきた転校生を見て、クラスのみんなが騒ぐ。
顔は上の中ぐらい、髪は黒髪、髪型が左右が跳ねていて、アニメのキャラクターみたいな髪型をしている。
「じゃあ、転入生、名前と、自己紹介をしてくれ」
「え〜蒼鬼と言います、この名前は気にしないでもらえると助かります。
転校というか、学校にくるのは初めてなのでいろいろ教えてくれるとうれしいです」
そう言い終わるのと同時に、教室の中が二つの叫びに包まれた。
一つは、女子の黄色い声、二つ目は、男子の容姿への嫉妬の声。
因みに僕は叫んで居ない。
転校生…って、ちょっと待て、転入って言った?
と疑問に思った時、一人の女子が質問をした。
「質問していいかな?」
「先生、いいんですか?」
「ん〜、まぁいいだろう」
「それじゃあ、転入生って言ってたけれど、なんで?転校生じゃないの?」
「あぁ、ちょっと家の事情で、学校に行って居なくてな、学校は初めてなんだよ。その…事情は聞かないでくれると助かるんだけどお願いね?」
「へ?は、はいぃぃ」
転入生、蒼鬼君が苦笑した瞬間、
ズキ
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