双子ディスカ……
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?」
「そうだ、一番訊きたいことがある。相棒から神の気配がするのは何故だ?」
「それはだな〜。何て言った方がいい? ルナ」
「別に私が話すのに」
突然神器の中にルナが顕れた。
「や、久しぶりだねドライグ。いつ振り?」
「な!? お前ルナか!? 俺が封印されるより前だから二千年以上だろう。神の気配はお前か」
「うん。私が力を貸してるの」
「あれ? ルナ、ドライグ、知り合いなの?」
「うん。結構仲良かったよね?」
「そうだな」
「あら、そう。で? なんでここに?」
「あ、忘れるところだった。ねえ、ドライグ、また空を飛んでみたいと思わない?」
「当たり前だ。だが方法があるのか?」
「あるから言ってるの。じゃあ、まず彼方くん変身して」
「え? 分かった」
俺は空間からディケイドライバーを取り出して変身しようとしたが止められた。
「ああ、待った待った! 渡し忘れてた! これに変身して!」
そう言って渡されたのは、色の着いていないカードデッキだった。言われた通りに変身する。
「変身!」
カードデッキをベルトに装着する。変身したその姿は龍騎のブランク体のように黒く鈍い色をしていた。
「彼方くん、コントラクトのカードを」
「分かった」
左腕の召喚機にコントラクトのカードを装填する。
《CONTRACT》
ドライグがコントラクトのカードに吸い込まれていき、コントラクトからアドベントのカードへと変化した。それにつれてあらゆるものが変わっていった。まずカードデッキの中心にドライグの顔を模した紋章が現れた。黒色だった身体は赤を主体に黄色、黒のカラーリングとなり、顔は頭にはドライグのような3本の角。複眼は赤龍帝の籠手の宝玉と同じ緑色。左手のドライバイザーは正しく赤龍帝の籠手だ。
「なるほど。こうなるのか」
「彼方くん、とりあえずドライグを出してあげて」
「ん、了解」
宝玉のある位置からスライドさせてアドベントのカードを装填する。そして宝玉を押しと自動で閉まった。
《ADVENT》
すると、焔の中からドライグが顕れる。
「なるほどな」
「ドライグ、気分はどう?」
「ああ、悪くない。これで新しい力を手に入れたと言うわけだな」
「ヤネスに対抗する力も増えた。これで次は逃がさねぇ!」
「相棒、俺も全力で力を貸そう」
「ああ、ありがとうドライグ」
「相棒、そろそろ戻った方がいいのではないか?」
「それもそうだな。じゃあドライグまた来るよ」
「ああ、分かった」
こうして俺は新しい力と相棒を手に入れた。
(おい、彼方。どうしたんだ?)
(ん? ああ、この
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