第七十七話 蒼と紅
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ロに出来る方法で私達を守ってくれた。でも、あの時、ゼロを止めればよかったって思う。何か他に方法がないか探そうって、言えばよかった。それが今でも悔やんでならないよ。きっと何か、ゼロを犠牲にしない方法があったはずなのに……」
ファントム「………」
ルイン「ごめんねファントム…エックスを説得してまで科学者達の意向で君達を造らせたのはネオ・アルカディアの平和を守るってのは建前で…ゼロがいないことを忘れたかったの……子供を代わりにするなんて…私、最低な母親だね……」
涙ぐむルインにファントムは静かに口を開いた。
ファントム「誰もが1人では生きられない。御身が望んだ事は当然至極…」
ルイン「でも…」
ファントム「罪は誰にでもあります。母上こそ、どうかご自分をお責めにならないでください」
ルイン「……ファントム…」
ファントム「拙者は父上と母上の影。御身が望むのならばどこまでも着いていく所存です。それはハルピュイア達も同じ想いでしょう」
ルイン「ありがとう…こんなに優しい子供達を持てて、私は幸せだよ」
笑みを浮かべながらルインはファントムと共に戻るのだった。
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