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東方変形葉
地底世界は意外と楽しい
東方変形葉51話「八咫烏を宿らせた裏側には何がある」
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、よく考えたらさとりの妹なんだから知り合いで当然か。



「あれ?どうされましたか?参拝ですか?」
御柱の林を飛んでいると、早苗が現れた。ちょうどいいや。
「あの二柱に少し話をしに来たんだよ。」
「・・・まさか、うちの神社の神々を倒しに!?じ、神社破りはだめですよ!」
「しないよ!話をしに来たって言ったじゃん!」
このひとはいつも人の話を聞かんな。どこからその発想が生まれたんだよ。
「『なんでそんなことを考えているの?』みたいな顔をしていましたので言いますけど、あなたが神奈子様と諏訪子様を合わせても軽々としのぐ強大な神力をもっているので、いつか守矢の神々を手中におさめに来るんじゃないかと警戒しているのです。」
「そんなこと考えもしなかったよ。念のために言っておくけど、まだ神力の制御がまだまだきかないんだからね?」
そう返すと、「それもそうでした」と言って微笑んだ。・・・なんか馬鹿にされたような気がするが、きっと気のせいなのだろう。
「ねーねー、そこの巫女さん。早くお二柱さんに会いたいんだけど〜。」
「わあっ!?裕海さんの背中にいつの間に女の子が!」
・・・なるほど、普通はこうなるのか。無意識って怖いな。
「で?あの二柱はどこ?」
「あ、今は出掛けております。どういったことをお話にきたのですか?」
出掛けているのか。タイミング悪いな。
「地底の地獄鴉に八咫烏の神霊を宿らせた理由を聞きに来たんだよ。」
「ああ!そのことでしたか!それでしたら私からお話ししましょう。地底の灼熱地獄跡を利用して河童達に産業革命を起こさせるのです。成功すれば、今の何倍も生活水準が上がりますよ。核融合は、外の世界でも実用に至っていないクリーンなエネルギー源です。」
・・・つまり、産業革命を起こすために核融合の力と灼熱地獄を利用したいわけか。そして核融合の力を持つ八咫烏の神霊をお空に宿らせたと。確かに外の世界で核融合の実験は実用化されていないけど。失敗するリスクとか高そうな気がするのだが。
「なるほどね、それでその強大な神力を手に入れたお空は調子に乗って異変を起こしちゃいましたと。」
『そうなるねぇ。まあ、もっともその鴉は今頃霊夢にフルボッコにされてるだろうね。』
「・・・光景が手に取るように想像できるな。」
霊夢はそろそろ加減というものを知りなさい。・・・異変の犯人に加減をしろとは言わないけど。
「な〜んだ、じゃあお燐には神霊はあげられないのか〜。残念残念。」
こいしが残念そうにつぶやいた。
「さてと、霊夢を迎えに地霊殿に行くかな。」
スキマを開き、灼熱地獄近くにつなげる。熱気が吹き込んできて思わず目をつぶった。



「うにゅ〜・・・」
「ふう、あらおかえり。どうだったの?」
「うん、情報はつかめたよ。それよりも、
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