一話:兵藤一誠生まれる
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に封印されている物が目覚めてない状態だと能力が最低限しか使えないの、つまり倍加を行いたい時は必ずドライグの意思が必要ってことなの」
「それが何なんだ?」
「要するにドライグの意思さえあれば能力が使えるからドライグ自体が籠手からそのグローブに移ればいいんじゃないかしらってことよ」
「なるほどな……」
確かにそのやり方の方が成功率は高くなりそうだな
ドライグは鞍替えすればいいだけだしな
ん?でも封印されている場所から動けるのか?
「ふむ……確かにエルシャの言う通り俺が移動すれば問題なく倍加は出来るだろうが……神器の中から出るなど試したこともないからな……」
「いいから、やって見やがれ、失敗したらただじゃおかねえからな」
「頼む……っ!!絶対に成功してくれ!!!」
そう祈りながら試し始めるドライグ
すると直ぐにグローブに変化が起き始めた
全体的に色が赤くなり始め、紋章が浮き上がり始めてきた
「ま、まさか本当にできるとは思わなかったわ……」
「見たか相棒!!これが俺の本気だ!!!」
「はっ、やりゃあ出来るじゃねえか……上出来だ」
「相棒が……褒めた…だと…っ!?俺は今日死ぬのか?」
ドライグの奴……言わせておけば……
「これが現実だって思い知らせてやろうか?」
ちょっとムカついたので手に炎を出してドライグにぶつけるがすんでの所で避けられてしまう――
『ぎゃああああっ!!!??』
…………あれ?何で悲鳴がするんだ?
「ドライグ……今の声は何だ?」
「外の奴の声だろうな……大方、相棒が寝ぼけて現実の方でも今の攻撃をしたのだろう」
マジかよ……寝ぼけて人殺したとかだったら洒落にならないぞ……
「……一先ず現実に戻る」
「ああ、そうした方がいいだろう」
すぐに目を覚まして辺りを見回すと俺は何故か俺を見て戦いている五人の男に囲まれていた
そして目の前には黒こげになっている恐らく俺が憤怒の炎で攻撃したのであろう男が倒れていた
――手にナイフを持って
なるほど、誕生会の隙に忍び込んで俺を暗殺するつもりだったのかこいつらは……
やっぱり、のんびり過ごす人生は無理みたいだな……
まあ、それならそれで最強を目指す人生でも送るか
漫画の主人公みたいでかっこいいしな
ああ、今はそんなこと考えてる場合じゃないな
今は――
「……どうやら死にてえらしいな…ドカス共が!!!」
――こいつらをかっ消す!!!
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