第四十二問C クラスを突破せよ
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肝だめし対決当日。僕達二年生はD クラスに集まっていた。雄二の提案で男女でペアを組むことになり僕は美波と組むことになった。そして決戦開始の9時、まず様子見として四組程が時間差で突入した。驚かされる側はカメラをもっておりそのカメラでどんな状況かを見ることができる。最初のペアが最初の角に来たときだった。
『キャー!!!』
悲鳴が規定の音量を越えてしまい失格に。
『突然壁から唐笠お化けは無理よ』
どうやら召喚獣の物理干渉できない事を利用してきたようだ。教室が狭いぶんうまく利用してきたな。その後も先見隊(捨て駒)はどの組も最初の角を曲がれずに失格になった。
「一真」
「任せろ」
ついに一真と雄二が動き出した。
「順番変更だヤス、佐藤」
名前を呼ばれて出てきたのはヤスと眼鏡をかけた女の子だ。入る準備をしていた他の組が二人に道を譲る。一真の作戦ならこの二人は……
『さぁお化けども!!!!!どっからでもかかってこいっす!!』
「………失格」
入った瞬間に気合いをいれようと叫んだら失格になった。
「一真どうするの?!いきなり失格だよ?!」
「安心しろあいつらは囮だ。須川、田中、杉原」
呼ばれたのはF クラスのメンバー達、それぞれ雄二から作戦を受け自分の組の人と順番に入っていく。少しだけ心配するけどその必要は無かった。お化けのことを監察してるし……。しばらくすると最初の組が少し開けたとこに出る。
『お、なんかここ広いぞ』
『もしかしてチェックポイントか?』
二人が少し奥に進むと明かりがついたそこには……
ゴスロリ姿の夏川先輩
「キャーーーーーーーーー!!」
あまりの衝撃に画面内外問わず阿鼻叫喚となる。あまりの状況に吐くものや先生につれられ保健室にいくものが出てきた。
『おいなんか悲鳴が聞こえたぞ!』
別の画面からの声。マズイ!!
「雄二!!早く助けないと!!」
「無理だもうどうしょうもない」
そして立て続けに聞こえる悲鳴。これで突入したみんなは全滅だ。
「アイツらやることも見た目も汚いよ!!」
「ムッツリーニ、工藤!!」
次に入ったのはムッツリーニと工藤さん。二人と余裕に進みついに夏川先輩のとこにたどり着く。
「いよいよだね」
来るべき衝撃に備える。
パッ←ライトのつく音
トンッ←ムッツリーニが鏡をおく音
ケポケポ←先輩が吐く音
『ヤローきたねぇもん見せんじゃねぇ!』
夏川先輩以外と自分のその姿に耐性持ってなかったんだ………。先輩が去った後ムッツリーニ達は奥に進む。
『ご機嫌麗しゅう土屋君』
現れたのは着物を羽織った先輩。なんだろう嫌な予感がする。
『…………ッ?!』
ムッツリーニが鼻血を堪えてる。
「不味いなムッツリーニの鼻血なら悲鳴はダメでも音なら失格にできる」
それっ
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