第五話 転校生
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ッ…エーフィ!?」
光の壁を張っているにも関わらずエーフィは大ダメージを受けていた。
「ミラーコート…。アナタのエーフィのサイコキネシスが強くて逆に助かった。光の壁もものともしない威力のミラーコートが打ち出せたんだからな。」
「くっ…。」
「グレイシア、シグナルビーム!」
特攻がとても高いグレイシアから放たれるシグナルビームに大きなダメージを受けるエーフィ。
どうやらグレイシアでごり押し作戦のようだ。
「グレイシア、吹雪!」
吹雪が放たれ、エーフィは光の壁で耐えているようだが次第に吹雪の勢いに負け、凍り状態になっていた。
「エーフィ…!くっ、交代だ。」
次こそ来るか…とツヴァイは構えた。
「ミミロップ!頼んだ!」
次に出たのはエーフィ。余程リザードンを出し惜しみしているようだ。
「フン、出し惜しみして…。その余裕、どこまで続くかな?グレイシア─」
「ミミロップ、癒しの願い。」
「なっ…!?」
自分が瀕死になる代わりに他のポケモンの状態異常と体力を回復する技だ。
どうしてもエーフィを失いたくないらしい。
「なるほど、守りを固めておく手段はとっておきたいってわけか。そして次に来るのは…。」
「いけっ、リザードン!」
エースであろうリザードンが出てきた。
「来たなリザードン…。グレイシア、戻ってくれ。次は…ドンカラスだ!」
グレイシアを戻しドンカラスをだし飛行タイプの戦いに持ち出した。
「リザードン、火炎放射!」
「ドンカラス、不意打ち!」
後ろにドンカラスは回り込み不意打ちに成功した。
「グオオオオ!」
怒ったリザードンはひたすら火炎放射を放つがドンカラスは華麗にかわしていく。
「リザードン、落ち着いて…。落ち着いてドンカラスをとらえるんだ…。」
リザードンを出した途端、ジトリンは弱腰になり始めた。
さっきまでの勇ましさはどうしたのだろうか。
「……もしかして…。」
出さなかったのではなく、「出せなかった」のではないだろうか。
「…リザードン、苦しんでる…。」
リザードンは自分の攻撃がなかなか当たらずさらに焦るばかりだ。
「…ドンカラス、辻斬り。」
ドンカラスは炎を避けつつリザードンに近づくと辻斬りを放った。
それを受けて苦しそうにする。
「り、リザードン…。」
「ミミロップを犠牲にしたのはお前のミスだな。リザードンは大型だから小回りの利く相手は分が悪いんだ。ミミロップだったらドンカラスを倒す算段はあっただろうに…。」
ミスを指摘されうつむいていた。
確かに強いが、どこか自信がない。
だからエーフィの守りに固執したり回復技を使ったりする
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ