マクロスF
0727話
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のマクロスキャノンを不意打ちで食らってかなりのダメージを受けている。俺達がやるべき事は、後方に現れたバジュラ艦を撃破してフロンティア船団に1欠片の被害すらも出させない事だ。俺達の家族、友人、恋人、そのどれもがフロンティア船団にいる。それを忘れるな! では、出撃する!』
「スカル4、アクセル・アルマー少尉、出撃する!」
オズマの檄を聞き、機体を発進させるが……ちっ、やっぱり反応弾は重いな。
両翼の先端を上下に挟むようにして装備された反応弾。この4発だけでも威力的に相当なものなのは分かるが、それに比例して機体の重量も増し、運動性や機動性も落ちていくのだ。
だが、それはフロンティア船団に所属している全てのVFが同じであり、S.M.S所属の全VFが装備しているのだから、泣き言を言う訳にもいかない。
「出て来たな……」
映像モニタに映し出されている敵の数、数、数。
幾つものバジュラ艦から無数に現れてくるバジュラの数に、思わず笑みを浮かべる。
本来であれば恐怖の類を感じるべきなのだろう。だが、スパロボOGs世界で言うMAP兵器である反応弾の威力を考えれば、あのバジュラは群れている餌でしかない。
……もっとも、俺が狙うべきは機動兵隊バジュラや重兵隊バジュラではないが。
「スカル1、オズマ、聞こえるか?」
『どうした?』
「このままバジュラが沸き出し続けていては、いずれこっちの手に負えなくなる。その前に根本から駆除すべきだと思うが……どうだ?」
『根本? それはつまり、お前が言ってた女王級とやらが乗っているバジュラ艦か?』
「ああ。それにどう考えてもバジュラに戦術行動を取らせているのはあの女王バジュラだ。なら、その女王級を駆除してしまえば……」
これで、実はバジュラの指揮を執っているのが女王バジュラじゃなくて、他の新種のバジュラだったりすれば……更にこっちから見えない場所に隠れていたりしたらお手上げだが、さすがにそこまでの事は無い……と思いたい。
「だから、全機が反応弾を発射する時に、俺はまだ撃たないでお前達が撃った反応弾で敵の数が減った所に突入して、女王級の乗っているバジュラ艦に反応弾を撃ち込む。……どうだ?」
『確かに戦術行動を執っているのが女王バジュラとかいう新種ならお前の言いたい事は分かるが……1機で大丈夫か? 反応弾を積んでいる以上、幾らトルネードパックだって言ってもかなりに運動性や機動性は鈍っている筈だぞ?』
そう心配そうな声を掛けてくるオズマだが、こいつ、ここまで心配性だったか?
「大丈夫だろ。俺が突入する時は反応弾の一斉発射で殆どのバジュラが消滅しているんだし、後続が出て来るにしても多少の猶予はある筈だ」
重ねて要請するその言葉に、数秒程考え込み……
『分か
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