暁 〜小説投稿サイト〜
改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
40話
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ッターロボごっこをするための最低限の準備だ!」

 私の肩をゆすりながらリュウセイは訴え掛けてきます。
 かなり鬱陶しくなってきたので正気に戻って貰う為に容赦なく頭にチョップを食らわしました。
 その一撃を受けて、リュウセイは頭を押さえて床を転がっています。

「リュウセイ。今はそんな事をしている場合ではないでしょう。」
「すまねぇ。感動のあまり我を忘れちまった。」
「しっかりしてください。」

 リュウセイにそんな事を言いながらブリッジのシナプスに連絡して、ヒュッケバイン・カスタムに砲撃戦タイプに換装する様に支持を出します。
 するとガジェットが数台来て換装の作業を始めました。
 そんな様子を眺めていたイルム中尉が私に言ってきます。

「なぁ、なんでエナジーウイングを直接ヒュッケバインに搭載しなかったんだ。その方が手間が無いだろう?」
「ああ、それは「簡単な事だよ。搭載できなかったんだ。ざ〜んねんだったね。」ロイド。」

 私が答えようとした瞬間、ロイドさんが答えました。

「エナジーウイングを使用するにはユグドラシルドライブを搭載する必要があったんだ。それを搭載するスペースがなくて、困ってたら彼が言ったんだ。外に装着するようにしたらってね。その後は、彼にとって、ざ〜んねんな結果が残って自分で自分の首を絞めたわけだよ。」

 そう言って、意地悪な笑顔を向けてきました。

「確かに意見は出しましたが予算を度外視して改造しろとは言っていませんよ。」
「確かに、そ〜なんだけども戒君は今まで予算の事をいった事なかったじゃない。日ごろの行いの所為だよ。」

 痛いところをこの男はついてきます。
 しかし、この機体は異常なほどのコストがかかるので言いたくもなります。

「しかし、ウプウアウトよりこの機体の方が優れてるんだったらヒュッケバイン・カスタムをメインで使ったらよかったのではないか。」

 ライがそんな事を言ってきますがメインに出来ない理由もあります。

「確かに、戦闘力ではヒュッケバイン・カスタムが上なんですが、色々と出来ない理由があるんですよ。これを見てください。」

 そう言って、ノートパソコンを操作してとある映像を表示します。

「こりゃなんだ?3つの内2つが機体全体が赤くなっているんだが。特に関節の部分が。」
「これはリミットを外した状態での1時間の程でのダメージ量ですよ。」
「こりゃつまり・・・・。」
「所詮改造機だという事ですよ。元々、ヒュッケバインはあのような速度で動く事も考えていませんし、激しい格闘戦も考慮していません。そして、高速での射撃戦もね。確かに換装の為のパーツは想定外の速度が出たとはいえ考慮していたので大丈夫だったのですが本体の方は・・・・・。」
「なる
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