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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
40話
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「あいにくと冗談ではありませんよ。実際に見せてみせましょうか?」
「お前さんは本当に人間かい?」
「それはお答えかねますが、私は言ったでしょう。最初からあの機体はパイロットの事を考えていないと。」
「まぁ、そうなんだが想像を超えていてなぁ。まさか、ここまでとは。」

 今まで映像を見ていたライが私に視線を移し言ってきます。

「本当に大丈夫なんだろうな?見た限り、私では耐えれそうにないんだが?」
「大丈夫ですよ。リミッターを外さなければですが。まぁ、それでもなれないと辛いでしょうが。」
「それはどういうことだ?」
「こればっかりは口では説明し辛いんですよ。」
「親父たちはいったいどうしてここまでの速度を出すように作ったんだか?」
「それは簡単な事ですよ。取り敢えず試してみようという考えの元にやったみたいです。テスラ・ドライブとエナジーウイングの相性が良すぎた様で,その結果がこれです。」

 そう言って、タメ息をつきます。

「苦労しているんだな。それにしても、格闘戦タイプと砲撃戦タイプだとエナジーウイングの大きさが違うのはどうしてだ。」
「それはそれぞれの武装の違いなんで後で説明します。まず、格闘戦タイプの基本的な武装なのですが右手に装着されている重力波ブレード、左手に装着されるアンカークロー、そして、エナジーウイングになります。」

 そう言って、画像を変えてどのようになるか見せます。
 そこには、右手には楯の様なモノに腕位の長さがある刀身が付いており、左手にはクレーン車についているクローを装着した体を覆うほどの大きさをしたエナジーウイングを背中に持つヒュッケバインが表示されました。

「これはまた、極端な機体だなぁ。」
「まぁ、接近戦を主体にしていますから。装備されている重力波ブレードですが、これは、材質がゾル・オリハルコニウムで出来ており連結刃なので200m位は伸びます。また、ブレード全体を重力波で覆うので切れ味は抜群です。アンカークローも200m位が射程範囲になっています。クロー自体に重力波を纏うことが出来るので、そのまま握りつぶす事も可能です。そして、エナジーウイングは翼で敵を切り裂く事も可能であり、羽を飛ばす事により広域の敵を殲滅する事も可能です。」
「コストが高いだけあってずいぶん高性能なんだな。」
「ええ、そうなんですが・・・・・・。」
「ずいぶんと歯切れが悪いなぁ。どうしたんだ。」
「それも後ほど、次は砲撃戦タイプです。」

 私はそう言って、砲撃戦タイプのモノを表示します。
 エナジーウイングは二回りほど小型になり、背中から両肩には二つの砲門が付き、右腕にはグラビティ・レールガンらしきモノと左腕にはガトリングガンだ付いています。そして、両手にライフルを持っています。また、足には
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