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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第6話
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大久保は肩を叩きながらそう答える。
城戸は「へぇー」と頷きながら未だに言い争う二人を見た。

「私は今、この『連続行方不明事件』を担当してるんです!北岡さんの件は油島さんの担当でしょ?」
「俺、あの人苦手なんだよ。なんなら交代してくれ頼むから」

油島はめんどくさそうに頬をかく。
すると、『連続行方不明事件』の言葉に城戸が反応した。

「……あ、そういえば……塚原の妹の友達も行方不明になってるんだっけ?」
「塚原?」
「俺の高校時代の後輩です。最近また連絡取り始めて……あ、油島さんまだ読川家にいるんですか?」
「まだいるぞ。家に帰る気はさらさら無さそうだ」
「なら、これ渡しておいてください」

話しについて来れていない令子を置いて城戸は油島にノートを渡す。

「なんだコレ」
「読川に頼まれてて……「別の料理を作ってみたいからレシピを教えてくれ」って……」
「それで最近やたらとお前のことを聞いてきていたのか……」

ノートを受け取った油島はそのノートをカバンの中にしまう。

「ねぇ、その塚原って人の妹さんの学校ってどこ?」
「あー…あそこですよ、最近行方不明者が出た女子校。本人は相当なショック受けてるそうで、取材とかNGにしてるって後輩が言ってました」
「だから、その情報始めて聞いたのね……」
「あ、取材はしないであげてくださいよ。まだ立ち直ってないみたいなんで……」



───…



ナナはミラーワールドから帰ってきていた。
途中までゾルダと戦っていたのだが、ナナのほうがミラーワールドへ入っていた時間が長いため時間切れとなってしまったのだ。

「あの人、本気(マジ)なんだもんな…怖ぇよ……」

ブツクサと呟きながらナナは校舎からの死角の原因である大きな木のそばに腰を掛ける。

「ちょっと、そこのあなた!」
「?」

ナナは横からの声を聞き、そちらを見る。
そこにはスーツを着た女性が立っていた。







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