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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第6話
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確かに、さっきから部活がある生徒たちは皆女子だ。校門に入る時、男であるナナが気になるのかチラチラと見る女子生徒の目線がナナにとって辛かった。

「大丈夫!私といれば、そんな帽子かぶってても不審者とはおもわれないから!」
「ふ、不審者って……」
「そんなにずっと帽子かぶってると禿げるよ?」
「禿げません」

歩美に半分引きずられる形でナナは校舎の中へ消えて行ってしまった。

「ここが、テニス部の部室よ!」

歩美に連れて来られたのは運動場に一番でやすくなっている一階の教室だった。
しかし、そこにはもちろんテニス部員の生徒がいる。

「歩美、誰その子!」

誰かがそう言うとナナはあっという間に女子生徒に囲まれてしまった。

「あら、意外とイケメン」
「本当だ、歩美のカレシ?」
「違うわよ。ちょっと捜査を手伝ってくれる子!」
「捜査って……警察に任せればいいのに……」

歩美達の会話にナナは着いて行こうとも思わなかった。
しかし、ここまで来たのだからとりあえず内海トワコの事について聞いておこうと、意を決してある意味ミラーモンスターよりも恐ろしい女子生徒(モンスター)に話しかけた。

「あの、内海さんは誰かに恨みを売っていた事はなかったですか?」
「ううん、あの子とっても良い子だからそんな事は全然なかったわよ」
「まあ部活が違うし、他でどういうことしてたかわからないけど」
「内海さん、部活違うんですか?」

その言葉に周りの女子生徒は頷く。
聞いていなかったナナは少し歩美を睨むが、当の本人は全く反省していないようだ。

「内海さんは何部なんですか?」
「トワコは卓球部よ。部室は体育館にあるの」
「帰りが似たような時間だから、よく一緒に帰ってるわ」
「……歩美さん、その卓球部に話しを聞くことってできますか?」
「トワコが消えちゃって、卓球部は一時部活動停止なの。誰も来てないわ」

そこまで歩美が答えると一人の女子生徒が勢い良くドアをスライドさせる。

「せ、先生が来た!」
「まずい、読川くん隠れて!!」
「どこに!?」
「とりあえず、誰も使ってないロッカーの中に隠しましょ!」

ナナは部室らしく置いてあるロッカーの中に押し込められた。誰も使ってないようだが、少し狭い。
どうやら来たのはこの部活の顧問らしい。
顧問と思われる女子教師は何かの説明を終えそのまま部室を後にした。

「………………やっぱり、入っちゃダメなんじゃないですか……」
「し、仕方ないでしょう!」

歩美はナナを内海が消えた場所へと案内する。
ちょうど校舎からは死角になっていて、あの教室から見ることはできないようだ。

「それじゃ、私は部活があるから!」
「え?」
「何かわかった
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