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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第440話】
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あの子がそういう非生産的な行動にはエネルギー使いたがらない筈なんだけど……。 ……まあでも、織斑くんの不用意な専用機発言が起因よね、どう見ても……。 あの子、自分の機体は一人で組み上げるつもりだし、私もそうしてミステリアス・レイディを組み上げたから。 ……気にしなくていいのに、ね……」
その瞳に寂しさの色が見え隠れする、とはいえ更識さんの成長を止めたのは楯無さん自身だから今回に関しては擁護は出来ない、厳しいかもしれないが、楯無さんが何でもするから更識さんは姉が疎ましくなったのかもしれない。
……まだ憶測の範囲だから言及は出来ないが、とりあえず話題を変えるため楯無さんにミステリアス・レイディを一人で組み上げた事を訊いてみる事にした。
「今少しちらっと言いましたが、楯無さん。 あの機体は楯無さんが自分だけで組んだのですか?」
「え? うん。 まあ、元々が七割方組みあがってたから私でも出来たんだけど」
何気無くそう言うものの、七割方出来上がってたとはいえ機体を組み上げたり出来るという辺り、やはり天才という分類に――否、未来同様の鬼才型なのかもしれない。
世の中天才って呼ばれる事にステータスを感じる人がいるが、天才何てものは鬼才から比べればただの凡才みたいな物だろう、改めて楯無さんの凄さを実感していると更に言葉を続けた。
「でも実を言うとね、私は結構薫子ちゃんと虚ちゃんの二人からも意見をもらってたのよ」
「ん? ……もしかして、お二人とも二年からある整備科なんですか?」
俺の言葉に力強く頷くと、そのまま答える楯無さん。
「えぇ、虚ちゃんはヒルトくんも知っての通りの三年生主席、薫子ちゃんは新聞部のエース兼整備科のエースなのよ」
何度か瞬きをする、瞳が渇いてた訳ではないが、新聞部でいつもおちゃらけたイメージしかない黛先輩が整備科とは思わなかった。
「薫子ちゃん、本当はパイロットに行きたかったんだけどね? でも、そっちの才能は開花しなくて一年生の後半辺りから整備の勉強をしたのよ。 もちろん、IS操縦者としての経験も活かされてるからこそ、二年の整備科エースになれたのよ? ラーメン屋で修行してそっちの道では成功しなくても、もしかしたら蕎麦やうどん屋とかで成功するかもしれない、経験ってものは何処で活かされるかわからないものなのよ。 ふふっ、まあラーメン屋の件は分かりやすく言っただけだから気にしないでね?」
言ってる意味はわかる、操縦者として腕は奮わなかったがその時に気付いた細かな点等が整備で活かされてるのだろう、だからこそ新聞部でも着眼点が活かされてるのかも――まあ噂では、一夏の生写真がネガ付きで新聞部オークション二万でという話も訊いたりしてるからわか
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