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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第一話 僕が大家!?しかも何このお屋敷!その七
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「かなりご立腹ですが」
「まああんな奴何時義絶されても文句言えないですからね」
 一体どれだけの女性問題を起こしたやら、そうしたゲームの主人公みたいに。
「正直言って」
「ですから執事もお屋敷も」
「用意されなかったんですね」
「はい、ペナルティとして」
 つまりそれでだ、親父は一族の中で冷遇されていたのだ。自業自得で。
「そうなっていました」
「それでその親父がイタリアに行って」
「義和様には何の落ち度もないのでご当主様もです」
 僕にはというのだ、ご本家の当主さんも。
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