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ゼロの使い魔ー紅の書ー
東風の鐶
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  「レン・・無理してないよオレがそうしたいんだーーできることがあるならさ・・」

  (そうだ・・オレにしかできないことをしよう)
 
  青い青い空を眺めながら、まだ見ぬ経験に
胸を踊らせる。

  「僕は構わないよレコンキスタの件もあるが・・今日は更に情報交換しよう現時点でお互い気づいたことの、訓練は明日からで構わないか? クー」

  予定を思い出しながら組み直してるようにみえた。

「構わないぜ!」

  こちらのことを考えてのことだろう、
言う通りにしておいたほうがいいな。

  「すまないな・・ふぅーー気を使わせて」

  苦笑いを浮かべながら感謝してきた。

  「気にすんなよ・・戻ろうぜレン・・ウェールズ」

  仲間だろ・・っと肩を組む。
 
  「そうね・・戻りましょうーー」

  スタスタと歩いていく。

  「待ってくれクー話すことがあるんだ」

  呼び止められ脚を止めウェールズのほうに
振り返った。

  「まだなんかあるのか?」

  なんだ?・・・・再度、腕を組みながら思考を
働かせる。

  「クーに刻まれたルーンの名称の話だ」

  「これの話しだったのかーー」

  手を顔に近づけルーンをよく観察した・・
形はFのような形状をしていた。

  「そうだ・・名前はアンザスと言い象徴は口で効果は、遠く離れた場所でも主と念話と情報の真偽が感じとれる力だな」

  「情報収集には使えそうだけど・・ちっと地味だなーー」

  (オレには似合ってるちゃ・・似合ってる気もするけどさ)

  「まぁーーそういうなクー・・それよりそろそろ戻ろうか昼もまだだしな」

  「だなーー!! 行こうぜ!」

  そういうと二人は走り出した。
 
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