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ゼロの使い魔ー紅の書ー
東風の鐶
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  (異世界からきたのは間違いないはずだメイジを知らないのだから・・・・だが・・)

  「あぁーーまずオレ達はメイジなんて知らないしな」

  オレ達の常識は通用しないだろうとは頭では
わかってたけど・・色々堪えるな。

  「信用してないわけではないんだが・・すまないなーー」

  申し訳なさそうな顔で謝罪してくる。

  「気にするなよ! それより見てろよ!」

  文化も違うだろうし立ち回り方
考えとかないとな・・

  (レンーーエウロスループをするぜ・・)

  (ーーうん)

  剣を前に出すーー左手も前にだし添え唱える。

  「ーー汝貴とかくいめ結ばん、地の終えのさやけしーー天のはら、さつさつの声ーー汝貴とかくいめ紡がんなどさは臆せにしか、ゆめゆめ独りーー臥すなき、かげ光りーー満ちらん、地の終えのさやけしーー天の海さつさつの声ーーかくいめ合わさん」

「エウロスループ!!」

  風が水平に和を描くような動きをみせ
浮遊している小さめの大陸が爆ぜ、
周囲を取り巻く霧や雲を消しさった。

  「ーーこの力はスクウェア・・いやーーヘクサゴン!?」

  (これほどの力を意図も簡単に扱えるとは・・君達はいったいーー)

  「こんなもんかーーでも・・いつもより」

  (消費が少ないようなーーレンどうだ?)
 
  (クーから力が流れてくるような感じがするの・・)

  オレから?そんなはず・・でもレンが
感じてるなら間違いないだろうな、
考えられるのはーー左手のルーンか?
一先ずリアクトを解除した。

  「ーー?? なにか不都合があるのかい?」

  リアクトを解除したことでお披露目も
終わりだと判断したウェールズがこちらに、
確認のために近づいてくる。

  「弱めに力を使ったのもあるけど・・それにしても消費する力が少な過ぎて驚いたんだよ、レンはオレから力が流れてくる感じがしたらしいんだけど・・」

  出始めから問題が山積みで頭が、
痛くなりそうだ・・・・

  「考えられる可能性はルーンから僕の魔力がクーに流れて力を供給したか・・クー自信がメイジの資質があって僕との契約で開花したのかも知れないな・・ちなみに僕は魔力の消費を感じていない」

  腕を組みながら熟考するウェールズを眺めながら
クーは考えていた。つまり・・オレから
供給されたから・・レンの負担が
抑えられたのか?

  「それならさーーオレに魔法教えてくれないか? オレの力が高まればレンの消費は抑えられるし、もしものとき・・今まで以上の力を出せるかもしれねぇーー」

  「ーークー無理しないで・・私が・・」

  (・・貴方の力になる
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