第七十四話 Amazon Area
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が茂っていた。
エックス「静かだな…」
呟いた直後に静寂を破る羽音が空からした。
3体の蜻蛉型メカニロイドを従え、降りてくる。
エックス「アマゾンエリアのナイトメア調査員、コマンダー・ヤンマークで間違いないな?」
ヤンマーク「そうだ!!アマゾンエリアの調査に当たっている」
警戒するエックスに対し、ヤンマークは正義は我にありという風に続けた。
ゼロのことだ。
ヤンマーク「教えろ!!ゼロは何を企んでいる?ナイトメア現象を起こし、レプリロイドを何人も犠牲にしている!絶対に許せない!!」
エックス「違う、ゼロは絶対にそんなことはしない!!変な言い掛かりは止せ!!」
ヤンマーク「そんな話は信用出来ない!!」
ヤンマークは蜻蛉型メカニロイドから砲弾を発射させた。
エックス「何をする!?止めるんだヤンマーク!!」
ビームスピアとXブレードを凄まじい速さで振るい、砲弾を切り裂いた。
ヤンマーク「イレギュラーハンターもレプリロイド研究員も!!裏切られて消されるのがオチだ!!」
エックス「何を言っている!?」
ヤンマークの脳裏には“あの日”の出来事が蘇っている。
あれは何年前だったか…。
『緊急事態発生!!ポイントARの森林が炎上しています!!』
部下のレプリロイドから報せを受けたヤンマークが駆け付けるとそこは火の海と化していた。
ヤンマーク『消化活動を早く!!森林が燃え尽きる前に!!』
ヤンマークは叫んだが既に遅く、数時間後、焼け野原が辺り一面に広がっていた。
イレギュラーハンターの調査の結果、ヤンマークのミスである。
ウェザーシステムをコントロールしていたのだが、人工太陽の設定ミスで森林を燃やしてしまったのだ。
『コマンダー・ヤンマーク』
ヤンマーク『…はい』
本部に呼び出されたヤンマークは平身低頭の体で謝罪した。
『今回のミスは問わない。お前が森林保護プロジェクトに尽力していたことはよく知っている。これからは今回のことを肝に銘じ、より尽力を尽くしてくれ』
ヤンマーク『っ…ありがとうございます!!』
処分すら覚悟していた。
しかし本部は寛大であった。
だが、連中がその後自分を地獄に突き落とすことを彼は知らなかった。
『君がプロジェクトに貢献出来るよう、より飛行能力を高めたい。飛行システムを解析させてくれないか?』
誘いに乗り
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