第7章:過去から未来への歴史
第20話:世界の主要素たる男
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う“テルパドール”です」
「……!!」
本日二度目の絶句(笑)
つー事はですよ、お父さんが苦手としてるアイシス様は、自分の子孫だと言う事かしらん?
「あぁそうだ……サントハイムの末娘ですが、トルネコの息子のポポロと結ばれました。まぁ父親のトルネコが、彼を連れて足繁く通いましたからねぇ……狙ってたんでしょう」
「そ、それは……良かったね……僕……関係……あるの……?」
もう怖いのだろう……恐る恐る聞くパパ(笑)
「いえ、血筋的のはありません。ですが後のルドマンの先祖ですからね。お知らせしておこうと思いまして」
「あ、くそ! あの饅頭デブぶっ殺しておけば良かった。そうすれば面倒事を押し付ける輩が一人減ったのに!」
凄ーなトルネコ……サントハイム王家と結び付きを強めて、大商人になるなんて。
「そうそう……リュカの所為でバドランドを出て行く羽目になった二人ですが……」
あれ? ヒゲメガネから話してくるって事は、あの二人もお父さんに絡んでくるのかしら? でも……ホイミンには手を出してないわよねぇ? 密かに手出してたのか!?
「そうだよ、ライアンの事を話せよな! どうなったの? どこかで細々と野垂れ死んだの? それとも、平和な世界じゃライアンの剣の腕前は役に立たず、それ以外に取り柄のないアイツは嫁に体を売らせてヒモ生活を送ったの?」
なんつー酷い事を期待してんだコイツ。
自分がやらかした事実から逃避したくて、誰かを不幸にしようとしてるわ。
「そうですね……最初は細々と暮らしてたんです。バドランドを出てソレッタ地方の未開の地で細々と……しかしリュカも仰いましたが、ライアンは類い希なるカリスマの持ち主。本人も貴方に言われ気付いたらしく、直ぐ周囲には人々が集まり小さな集落へと変化しました。そしてその集落は彼の子孫が代々長を勤め、次第に大きく……そう国家へと変わっていったのです。貴方のアドバイスのお陰で、有能な人間が優良な国家を造ったんですよ」
おおっと〜……やな感じビンビンじゃん。
国の名前、聞いちゃダメかな?
チラッとお父さんに目で問いかけるが……
『何も言うな!』と目で怒鳴ります。
でもきっと……でもきっとぉぉぉ!!
マリーSIDE END
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