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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第20話:世界の主要素たる男
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には一番多かったもんなぁ」
「そうですね……でもミネアだけですよ。マーニャは運が良いのか悪いのか、生涯妊娠しませんでした……と言うより、リュカ以外との男性とは関係を持たなかっただけですけどね。関係を持たなかったという意味では、ミネアも同じです。モテる男は辛いですねぇリュカ(笑)」

「嫌味はヤメロこの野郎」
「プサンさん、ガーデンブルグの女王様は妊娠しなかったんですか!?」
「ウルフは良い所に気付きますね」
ジト目でヒゲメガネを睨むお父さんを尻目に、嬉しそうにウルフが問いかける。

「勿論アルテミアもリュカの娘を産みましたよ。そしてリュカの血筋は()の国を統治して行きます。しかしガーデンブルグ自体は滅亡してしまいます」
「そうか……それは残念だなぁ」
自分の血縁が不幸になるのは嫌なのだろう、何となく寂しそうだ。

「ですがご安心下さい。リュカの血筋は健在で、在る貴族の家に嫁ぎます。そして()の地に国家を再建するのです……その貴族家の名は“ラインハット公爵”」
「ラ、ライン……!?」
わぁお……凄い物が見れた。
まさか絶句するお父さんを見る事が出来るなんて!

「も、もうヤメロー! そ、そうだ……アリーナとクリフトはどうなったんだ?」
無理矢理話を変えやがった。
残念ながらアリーナ姫には手を出してない……とは言え、あの二人がどうなったのかは気になるわね。

「はい。お二人は結婚し出産しました。しかも3人もです……男児を2人産み、最後に女児を1人です」
「そうかぁ〜、いやぁ〜良かったなぁ! 友達として凄く嬉しいよ!」
ちっ……自分が絡まないからって、調子の良い事を。

「因みに長男は問題なく跡取りとして育ちましたが、次男は母親の血を多く引いたらしく、武者修行の旅に出ました」
「あははははっ、アリーナの子供らしいなぁ」

「笑い事じゃ在りませんよリュカ」
ヒゲメガネが悪魔の様な顔で笑いかける。神様なのに……
「な、何だよぉ〜……脅かすなよぉ〜……」

「サントハイムの第二王子は年頃になり腕試しの旅に出て、旅先で運命的出会いをします。モンバーバラで占い師をしていた少女と出会い、そして恋に落ちます」
「ふざけんなコラ! お前作ったろ……その話、今作ったんだろ!?」

「ふざけても作ってもおりません。父親は居ないが、優しい双子の母親に育てられた娘は、両親が知己である事もありスンナリ結ばれました。目出度いですねぇ」
うん。ヒゲメガネが話がったわけが解るわぁ〜(笑)

「なお、この二人はモンバーバラ付近にマイホームを構え、数年で新たな国家を築きます。王族としての教育を受けてきた夫と、未来を見通す力を持った妻だからこそ、短期間に力を付ける事が出来たんですね。あぁちなみに、その国は今で言
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