第7章:過去から未来への歴史
第20話:世界の主要素たる男
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そんなに楽しみなんだ?
「リュカも仰ってましたが、デスピサロとロザリーは貴方の先祖です。もっと詳しく言うとマーサの先祖になりますね」
ふ〜ん……お父さんの言ってた事は正しかったんだ。
凄いわね、あれだけの情報で推測し的中させるなんて。
「もう一人の人物……そうピサロナイトことラピスですが、彼女はそこにおりますピエールの先祖です」
「だろうね……ソックリだったもん」
解ってるのかこの男……誰とラピスの子供が子孫に繋がってるのかって事を!?
「リュカ……彼女は貴方と別れた時点で、ささやかな命を身に宿してたんですよ。別れた時はまだ着床したばかりだったらしく、貴方でも気付かない状態でしたが」
「……ん? それって……ん?? ちょっと解らないな……このヒゲ、何を言ってるの!? 気持ち悪い笑顔を振りまいて何を言っちゃってるのぉ!!」
あれほど察しの良い男が、これ程明確の事実を理解できないわけない。
「要するに、あの後ラピスは娘さんを出産したんですよ。しかも生涯に交わった事のある男性は一人だけという事実付です!」
「う、嘘だ。あれほどの美人を他の男が放っておくわけない! 何よりラピスはデスピーに惚れてたじゃんか!?」
「他の男が放っておかなくても、他の男を放っておく事は出来るんです。それにデスピサロは貴方と違って真面目……不器用ですからねぇ。愛する女性を複数存在させる事が出来なかったんですよ。従って彼女はピエールの先祖になりました……と(笑)」
私の母親もそうじゃん。絶世の美女なのに、他の男に興味が沸かなくなったって……
ちょっとは罪悪感を感じてほしいわね。
「まだまだ居りますよ。リュカの子を宿した女性は……」
「ふ、ふざけるなよ……パメラさんだったら既に知ってるぞ!」
あぁサランの町に住むシスターの事か。
「そう言えばそうでしたね。彼女の懐妊は報告済みでした。しかし……その子孫が誰なのかは知らないでしょう(笑)」
そりゃそうだ。
「ヤメロ、聞きたくない!」
いや、私は聞きたい。
「いいえ聞いてもらいますよリュカ。なんせ貴方は自分の子孫に手を出してるですからね! リュリュさんのお母さんは貴方とシスター・パメラとの間に出来た娘さんの子孫なんですよ」
キターーーー!!
「マジでか!? 道理でいい女だと思ったんだよ……でも何世代も前の話だし、近親相姦じゃないモン! 全然近親じゃないモン」
そう言う問題か?
「まぁそういう事にしておきましょうか……さて、他に貴方の子を孕んだのは」
「まだ居るんかい!?」
「居るに決まってるでしょう……貴方は自分のしてきた事を理解してないんですか? あれだけミネアと交わってれば、子供の一人くらい身籠もりますよ」
「ミネアとマーニャか……そりゃ回数的
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