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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第三話 「紅牙がいく」
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千切るんじゃ!!)
「あ、あれか……!?」
モニターの映像に映し出されたのはゲッターのサイズを上回る巨大な落下物である。直径は東京タワーよりも遥かにデカイ。
「あ、あんなのとどうやって!?」
普通考えたらそうだろう。しかし爺は、
(体当たりしかない!右手の操縦桿を前回まで前に倒せ!バーニアで機動力が上がり、それと同時にゲッター線を濃く放出する)
「無茶言うな!あんなのに体当たりしたってダメージ与えるどころかこっちがやられるだろ!?」
(ゴチャゴチャ言わず言うとおりにしろ!!度の道、お前に選択権はないのだ!!)
「くっそ……なんて強引な爺だ!」
こうなったらやるしかない!俺は右手の操縦桿をグッと前に押し倒した。すると、機内に激しい揺れが起こり、ゲッターがグングンとスピードを上げて降下ユニットへ突っ込んで行く。だが、それと同時にゲッターが緑色に光り出した。
「こ、これは……?」
(これこそゲッターロボを動かす動力源の源、ゲッター線!!)
「ゲッター線……」
よくわからないが、これなら行ける!大きさなんざ関係ねぇ!俺の体からみるみる力が湧きあがってきている!!
「いっけえぇ!!」
ゲッター線に包まれたゲッター1は降ユニットの先端に接触、そして……ユニットを貫通した!
ズボッと、突き抜けたゲッター1の上半身は力を失い、そのまま地球の重力にひかれて落下していく。そして、降下ユニットはゲッター線を纏ったゲッターに貫通された事によってドロドロに溶解していき、そして大気圏で燃え尽きたのだった。
その後、ゲッター1の上半身は研究場からのコントロールによって近くの湖へと不時着して俺は救出された。
宇宙服も纏わず、長ランの身の人間がゲッターの凄まじいGに耐えられるとは、ゲッター線に選ばれたと言う事を確信するよりほかなかった。
「どうじゃ?ゲッターに搭乗した気分は」
暴徒の中で俺は爺にそう問われると、少し間を開けて俺は答える。
「……今は何とも言えねぇが、アイツは俺を選んだっていうのか?」
俺は逆に尋ねた。
「無論、あそこまでやれるとなるとお前さんは既にゲッターに選ばれたパイロットの一人だ。しかし、ゲッターの真の力を発揮するにはお前一人ではまだ不十分なのじゃ。あと二人!二人こそ揃えば、ゲッターは完全な力を発揮して地球を、いや!全宇宙を奴らの脅威から救えるじゃろう?」
「オーバーな……」
「それと武よ?お主は、この世界へ招かれた来訪者である」
「それがどうしたよ?」
「世界観は異なるが、そこに住む人間達は大抵お前の居た世界の人間と同一人物に当たる。勿論、この世界に住む白銀武だって存在する」
「え?」
これはまた、俺には理解しにくい話を持って来やがった……
「つまり、お前さんの世界に居る人間と同じ人物がこの並行世界にも性別や地
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