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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第三話 「紅牙がいく」
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、爺との間合いに入って奴の顔面をぶん殴ろうとしたが、
「……!?」
突然、俺の体中が痺れだして体が重くなる……
ついに耐えられなくなった俺は、爺を殴る直前に倒れてしまった。
「ふぅ……間一髪じゃったわい?像をも一瞬で麻痺させるこの痺薬を、ここまで耐え抜くとは?」
「博士……ご無事ですか?」
武によって横たわっていた男が腹部を抱えながら立ち上がる。
「問題ない……さて、お前達!早速この若造を運び出せ?」
「う…あぁ……」
俺は意識が遠のくまで呻きを続けていた……
*
「……?」
次に目覚めると、俺は一面真っ白な部屋に閉じ込められていた。ここはどこだ?
「ここは……」
目の前にある扉を開けようにも外からロックされているため開かず、俺は渾身の一撃で扉を蹴り破って室外へ飛び出した。長い通路を伝って俺は感を頼りに出口を探し回る。
「くそ!まるで迷路じゃねぇか!?」
俺は、迷宮並みの広くて長通路に苦戦し、息を切らして壁にもたれた。
「何処へ行きゃいいんだ……?」
いくら通路を進んでも中々外には出られない。息を整えながらふたたびこの果のないような通路を探索しだそうとした。
『今の道をまっすぐ進め』
「!?」
すると、俺は頭の中から何者かの声が響いて来た。当然俺以外誰もいない。
「誰だ!?」
『誰でもいい!俺の言うとおりに進め!!』
「ったく……次から次へ頭が痛いぜ!」
こうなればどうにでもなれってんだ!俺はその声の言うとおりに通路を突き進む事になる。
『そこを右だ!』
『次の角を左へ……ちがう!そこは右だ!?』
『そうだ……そのまま真直ぐ行け?』
口うるさい案内だが、俺はようやく出口へと辿りつけた……のだが、
「な、なんじゃこりゃ!?」
よく見ると、そこはただっ広くて薄暗いドッグであり、目の前には巨大な人型の上半身がつるされていた。
「こ、これは……?」
突如、天井からのライトが光り出し、つるされた上半身へ照らしだした。
その姿は、頭部の横には鋭い二本の角が生えた、紅い鬼……?
「どうやってここまで来たかは知らんが……よく来た!」
「その声は……!?」
上の高台から爺の声が聞こえて俺は振り返る。そこには仁王立ちするあのクソ爺が!
「テメェ!何の理由で俺を連れて来た!?」
「何度も言うよう、お前さんにはゲッターのパイロットを担当してもらう」
「げ、ゲッダン……?」
「ちがう!!ゲッター!?」
「よくわからねぇが、アイツを動かせってんだろ?」
俺は親指を後ろの上半身だけになった巨人へ刺す。
「けど、あのザマじゃあ動かせぇんじゃねぇの?」
「その他のパーツは整備中じゃ……三機の戦闘機によって分子変形合体を行うゲッターロボは、本来選ばれたパイロット三名がそろっていなくては真の力を発揮する事が
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