マクロスF
0725話
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がフロンティア船団に使われる前に先制攻撃をするべきだ。もしあの疑似ブラックホールをフロンティア船団に使われたりしたら、文字通りの意味で皆殺しになるぞ」
『……ガリア4が、消滅? アクセル少尉、それは本当の事ですか? 何か証拠は?』
ジェフリーとの会話に割り込んできたのは、オズマの元恋人でもあるキャサリン。いや、ミハエルの言葉によると焼けぼっくいに火がついたとか、つきそうだとかいってたから、元か現かは不明だが。
とにかく、反応弾を使うには地球にいる新統合軍の許可がいる以上、大統領の娘であるキャサリンが口を出すというのは悪い選択じゃない筈だ。
そう判断し、機体に残っていたガリア4消滅の映像データをマクロス・クォーターへと向けて送る。
「ガリア4消滅の映像データを送った。それを見て判断してくれ。そろそろ着艦するから、トルネードパックに換装する用意を頼む」
『これは……了解した。すぐに反応弾の使用を提案しよう。……アクセル少尉、よく無事に戻ってきたな』
「何、これでもシェリルの護衛だしな。もっとも、幾らかの目標は達成出来なかったが」
特にゲートを設置出来なかったというのは非常に痛い。惑星のほぼ全てを疑似ブラックホールに食われたガリア4にゲートを設置するというのは不可能だしな。
そんな事を考えている間に、俺の機体は無事マクロス・クォーターへと着艦して格納庫へと入っていく。
そのまま機体を固定し、早速とばかりにトルネードパックへと換装しているのを見ながら、コックピットからシェリルと共に出る。その瞬間……
『アクセル!』
周囲で待機していたVF-25のコックピットから降りてきたオズマ、ミハエル、ルカ、アルトの4人が近付いてきた。
「おいおいおいおい、無事だったのかよ。正直、反乱のニュースを見た時にはもう駄目かと思ったぞ」
茶化すように言いつつも、それでもどこか嬉しそうな様子のミハエル。
「アクセル君、無事だって信じてましたよ。良かったぁ……」
怪我一つ無いアクセルの様子に、安堵の息を吐くルカ。
「ふんっ、まぁ、無事で良かったよ。俺が勝つまでは消えて貰っちゃ困るしな」
照れくさそうに横を向きながら告げるアルト。
「良く無事で戻って来たな。お前なら大丈夫だとは思っていたが、さすがアクセルだ」
真面目な表情で頷くオズマと、四者四様に俺の無事帰還に喜びの声を上げる。クラン達ピクシー小隊の姿が無いのは、ここがスカル小隊の待機場所であり、恐らくピクシー小隊は少し離れた場所で待機している為だろう。
そんな4人に、小さく肩を竦めながら口を開く。
「色々と危ないところだったけどな。ルカの用意してくれたフォールドパックのおかげでどうにかなったよ。……安心しろ、L.A.I
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