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ソードアート・オンライン 咎人が背負う運命
罪と剣
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2つ 金の無駄
3つ 俺の振りに耐えられる剣がない。
この第三原則が俺を苦しませる。

「俺のスキルが邪魔しなければ、、、、、、」

原因は俺のスキルにある。
俺の罪の代価 リミテッドカオスには特別なスキルが備わっている。
使えば一時的に自身のステータスを何倍にも増幅させ一時的に無敵と言える強さを手に入れられる。
だが、それ以外にリミテッドカオスには能力が有る。
それが原因となり俺の攻撃に剣が耐えきれない。

「スキルに文句を言っても現状は変わらないよ。
今の問題を解決してからスキルに文句を言ったら?」

明るい方向に少女は言う。
確かに改善出来ないスキルに文句を言っても何も変わらない。

「今の問題を解決する方法が、、、あるかな?」

考えても考えても考えても結論が出ない。
壊れる寸前の剣を直しても壊れるだけだろし新たに剣を買っても壊れるだけだ。

「アンタ、、、少し変わった?」

「え、?」

少女の目は疑問の目だ。
以前の俺と違うと見ている目だ。

「変わった?
俺が?」

「前より明るい、と言えばいいのかな?」

「意味が解らん」

曖昧な答えだ。
俺は変わらっていない。
あの時から何も変わっていない。

「俺は俺だ。
変わる筈がない」

いや、変われる筈が無いが正しい。
俺に変わる権利はない。
罪を背負い俺は前に進み最後に幕を閉じる。
少女は以前の俺と違うと言うなら以前の俺に戻るだけだ。

「変わる変わらないの問題じゃなくて変わるか変わらないかの問題だとアタシは思う」

「俺は変われない」

「変わったよ。
前より生き生きしてる」

少女は笑った。
意地悪な笑いじゃない少女自身の笑い。

「ちょっと前のアンタの目は死んでた」

行き成り俺の目が死んでいたと告白する少女に俺は驚きを隠せなかった。
何時も俺の言う事に文句を付けて巫山戯て笑っている少女が真実の言葉で言った。

「結構、酷い事を言ってるな」

「事実よ事実(笑)」

事実と言われ俺は反応に戸惑う。
初めて目が死んでいたと言われた事実が俺を変な気分にさせ言葉を失う。

「キリトも最近まで死んだ目をしていた」

「キリトも?」

「理由は知らないけどね。
無理に笑って悟られないようにしてるけど目が死んでた」

キリトの目が死んでいた。
多分、原因は俺に有る。
死を司る剣士の呪いがキリトを苦しめいる。
俺が死を司る剣士と知っていて俺を助けるキリトの気持ちはどんな気持ちなのだろう?
キリトが俺を憎いと思うのは当然だがキリトは俺を助け先に進む手助けをしてくれる。
キリトは何故、俺を助けるのか?

「アンタも目が虚ろだった。
でも今
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