第七十三話 Recycle Center
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思っていたよりも扱いやすい。
ゼロナックルは丸腰になった時の保険と言ったところか。
ゼロ「ルナ、少し頼みがあるんだが」
ルナ「ん?」
ゼロ「俺のバスター何だが、性能が低下していく一方でな。外してくれ」
ルナ「え?いいのか?」
ゼロ「構わん。バスターショットがある以上、これは邪魔にしかならん」
ルナ「分かった。じゃあ少し待ってな」
再び工具を取り出し、ゼロの腕からZバスターのICチップを取り出した。
ルナ「んじゃあ、このチップは破棄しとくからな」
ゼロ「すまん。では行くぞ」
ルナ「了解」
ルナに道案内を頼み、リサイクル研究所に向かう。
リサイクル研究所はレプリロイドを処分して、また新たなレプリロイドを生み出す場所。
しかし廃棄された後は廃墟特有の不気味な雰囲気を醸していた。
自分達レプリロイドの墓場だなとゼロは自嘲した。
ゼロ「それでは行くぞ」
ルナ「はいはい」
ゼロとルナは一気に施設内部に突入した。
リサイクル研究所はレプリロイド達の墓場であり、彼らのDNAデータを保管する役割も果たしていた。
かねてからデータをつけ狙う輩は後を絶たなかったが、ナイトメアに占領された今、研究所は鉄壁の布陣を敷いていた。
ゼロが初めて見たナイトメアウィルスへの感想は気色悪いの一言に尽きた。
蛸のようなメカニロイドの姿をしたウィルスはゼロとルナに寄生しようとするが、ゼロもルナも一流の戦士。
ルナがバレットのチャージレーザーでナイトメアウィルスを撃ち抜き、怯んだ隙にゼロがZセイバーの斬撃を見舞う。
ゼロ「おい、ここは廃棄されたんじゃないのか?」
ルナ「そのはずなんだよなあ、多分ナイトメアウィルスの影響で稼動してるんだと思うぜ」
「そこにいるのは誰!?」
ルナ「うお!?」
女性の鋭い声がかかった。
紫色の長髪。
手にはレイピア型のビームサーベルを持っていた。
「あなたがあのゼロ先輩の亡霊…?まさか本当に会えるなんて……」
ルナ「おいゼロ。亡霊扱いだぜ?」
ゼロ「俺は亡霊なんかじゃない。あんたこそ誰だ?こんな所で何をしている?」
亡霊呼ばわりに怒りを覚えたゼロは訂正すると女性は警戒をしながらレイピアを下ろした。
「私はレイヤー…イレギュラーハンター養成学校のオペレーター志望の者です」
ルナ「え?じゃああんた戦闘型レプリロイドじゃ
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