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俺の知ってる作品でバトルロワイアル
8話:船の上で
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だが流石の弖虎も銃で撃たれて平気なわけではない。それは異常な再生能力を持つ全一だって同じだった。痛みはあるし(その気になれば消せるが今この場では無理だろう)弖虎だって銃が相手の時は基本避けながら戦う。
となると、秘密はあの変な黒いスーツか。
「アンタ、そのスーツは…」
弖虎が喋り終える前に男は動いた。薙刀を構えてあり得ない速度で弖虎に詰め寄った。横薙ぎに振るわれた薙刀は空を切り、弖虎はスライディングで地面と薙刀の間をすり抜けた。
これで、男の背後を取ったことになる。
すぐさま体勢を整えて、男の顔面に強烈な廻し蹴りを入れた。
殺人マシン弖虎の蹴りは人体を破壊するなど用意である。過去に何度も伊園若女の用意した兵隊に襲撃されたが、常人の骨など簡単に破壊してしまう弖虎の身体能力は人数差など問題にしなかった。
そんな弖虎だからこそ、スーツで覆われていない顔面を攻撃すれば男を倒せると考えたのだが、男はそんな蹴りなどまるで無かったかのように薙刀を振るってきた。
「おわっ!」
思わず声が出た。
本気の蹴りが全く効かなかったことに対する驚きだった。
弖虎はそこでようやく気づく。
逃げるべきだ、と。
再び距離をとる弖虎。今度は手すりのすぐ近く。身を乗り出せば船に当たる波が用意に覗ける場所である。
男の次のモーションが弖虎の作戦の要となっていた。
男が繰り出したのは、突きだった。
(きた!)
弖虎は全神経を集中させて薙刀を見る。人間が出せるはずの無いスピードを見切り、足を払う。男の体勢が崩れた隙に薙刀を両手で掴みおもいっきり上に持ち上げた。しっかりと薙刀を握りしめていた男は宙に浮き、船と海の境界となっていた手すりを越えた。本来はそこで落下したいたはずだったが、間一髪で男は船の表面にあった穴を掴んだ。
「しつけえんだよ」
弖虎はAK-47を拾い、マガジンを替えて男の手を撃った。飛行中のヘリコプターのエンジンを撃ち抜けるほどの彼が外すわけがない。大してダメージはないだろうが、男は衝撃で手を離し今度こそ海に落ちていった。
ふうー、とため息をついた弖虎はデイパックを拾って背負う。
さっきのやつがまた襲って来る前にここを離れることにした弖虎はデッキを歩き、船の内部に続く扉を開けた。


【西園弖虎@多重人格探偵サイコ】
[状態]:疲労(大)
[装備]:AK-47@現実、バタフライナイフ@戯言シリーズ、発信器付きシール
[道具]:支給品一式、AK-47@現実、バタフライナイフ@戯言シリーズ、
犯人追跡メガネ(シール付き)@名探偵コナン
[思考・状
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