第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第7話「ライバルとの初戦闘は、大体が負けイベント」
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ンパクトを使用した様に、意識が急速に拡大し、世界へと広がる。
そしてオラはそのままデモンベインを押さえつける重力結界を読み取る。そして、そのつなぎ目に魔力を流し込み・・・壊した。これで動けるッ!
「マァァァァァァァァァァァァァァァァァァァスタァァァァァァァァァァァァァァァァァテリオォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!」
咆哮!そして、デモンベインを起き上がらせマスターテリオンの元へ疾走。
「なっ!?奴の術を解呪しただと!?」
アルが驚きの声を上げるが、聞いている暇は無い。全力の一撃でアイツを、マスターテリオンをぶっ飛ばす!!!
「この糞野郎がッ!テメェのそのすかしたツラァ、出来の悪い漫画のキャラみてぇにペラペラにしてやるゾぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
渾身の魔力を込めた拳をマスターテリオンに振るう。マスターテリオンは、ただ黙って拳を見つめている。そして・・・、
ド ワ オ ッ !!!
魔力の爆発が、夕暮れの世界を白く焼いた。
「今度こそ・・・やったか!?」
「だから、それフラグって言ってんだろーが!汝は馬鹿か!?」
光が止んだ後、デモンベインの拳は受け止められていた。マスターテリオンがとめたのか?と思いきや、違う。血のように赤い刃金。デモンベインと同じ刃金の巨人によって受け止められていた。
「・・・何だ・・・!?このロボットは・・・!?」
「ふはははははは!見事だ、野原神之介!」
マスターテリオンの哄笑が響く。奴は、巨人のもう一つの手の上にいた。
「いやはや、悪かったな。貴公を期待はずれと呼んで。訂正しよう、よくぞ余にこの鬼械神『リベル・レギス』を出させた」
「リベル・・・レギス・・・?」
これが、マスターテリオンが駆る鬼械神・・・。プレッシャーがひしひしと伝わってくる。
「無事ですか?マスター」
アルやマスターテリオンではない第三者の声、ふと気づけばマスターテリオンの傍に一人の少女が立っていた。
古墨を運んだような艶めく美しい黒髪。黒曜石のような瞳。そして、深い闇色をした豪奢なドレス。肌は黒に反比例して白い。この少女は何者だ・・・?
「おっと、紹介がまだだったな。彼女は我が魔導書『ナコト写本』・・・エセルドレータと余は呼んでおるがな」
こいつも魔導書なのか・・・。見たところアルと同じタイプの魔導書のようだ。
「マスター、そろそろお帰りの時間です」
「ふむ、もうその時間か?いやはや、時が経つのは早いものだな」
マスターテリオンとナコト写本の精霊・・・エセルドレータが短く会話を交わす。そして、マスターテリオンはオラの方を見て続ける。
「さて、時間なので帰らせてもらうとしよう」
「なっ!?」
帰る?その言葉に、オラは
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