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機神呼嵐デモンベイン
第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第7話「ライバルとの初戦闘は、大体が負けイベント」
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スターテリオン健在でしたよちくせう。何故か、黄金に輝く十字架を握っている。コレは武器なのだろうか・・・。
「余も、少し・・・本気を出そうッ!!!」
 そう言って、十字架を横一文字に薙ぐ。オラは咄嗟にデモンベインをかがませ、回避した。その刹那、背後の高層ビル群が両断され、地面に落ちる。
「あっぶねぇ・・・回避しといて正解だったゾ・・・」
「ぼさってしてる場合ではない!次が来るぞッ!!!」
 アルの声と共に再び悪寒。モニターには蹴りを放とうとしているマスターテリオンが。回避できそうに無いので、パンチで蹴りを相殺する。・・・重い。
「どうした!野原神之介!アル・アジフ!貴公等の力はその程度か!」
「ああ!この程度だよ!悪かったなど畜生!!!!」
 マスターテリオンの声に苛立ちの声を上げながら、牽制にバルカンを撃つ。回避に専念している所を、パンチで潰す!と思っていたのだが・・・。
「余に同じ戦法が通じるとでも思ったか?」
「なっ!?ガハッ!!?」
「きゃあああああああっ!!?」
 見破られていたようで弾幕をモノともせず突撃。そして、顔面にストレートを放つ。吹っ飛ぶデモンベイン。何とか、体勢を立て直そうとするが唐突に凄まじい重圧が襲い掛かってきた。
「う・・・動けねぇ・・・こ、これは・・・」
「拙い・・・重力結界か?このままでは・・・」
 徐々に強くなっていく重圧にデモンベインもろとも潰れてしまいそうだゾ。そんなオラ達を、マスターテリオンははぁ・・・とため息をつきながら呟いた。
「少し本気を出しただけでコレか。・・・つまらぬ、実に期待外れだ。先ほどの怒りに任せた一撃の方が・・・。む?待てよ・・・?」
 そういいながら、顎に手を当てて思案。・・・そして、
「ならば、こうしてみるか」
 デモンベインから背を向け、あらぬ方向に手をかざした。・・・何をする気だ?その手の先にある建物を見て、硬直。
「まさか・・・テメェ・・・」
 その建物はライカさんがいる教会だった。マスターテリオンのやろうとしている事を悟り、叫ぶ!
「止めろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」
 オラの制止も聞かず、マスターテリオンは光弾を発射!光弾は教会に炸裂するか・・・と思いきや、その手前の道路に炸裂した。
「ははは・・・あははははははははははは!どうした?驚いたか野原神之介!あはははははははははははははは!!!」
「て・・・テメェ・・・!」
 くるりと、オラの方に顔を向け嗤う。マスターテリオンは嗤う。無邪気に傲慢に、狂気に満ちた笑いを上げる。・・・コイツは人間じゃあない。人間と認めるわけにはいかない・・・。
「次は・・・本当に当ててやろうか?」
「ッ!!!」
 その一言でオラの中で何かが切れた。昨日の戦いでレムリア・イ
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