第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第7話「ライバルとの初戦闘は、大体が負けイベント」
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
傷つけやがったなァァァァァァァァァァァァァァ・・・これはライカさんの分じゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「アッー!」
そして、身動きが取れないところをカンチョーで追撃!このままじゃあ終わらない、2撃!3撃!4撃!カンチョーの連続攻撃をお見舞いする。マスターテリオンのけたたましい悲鳴が木霊した。
「これほどダメージ与えてりゃ流石に弱ってるだろ・・・んじゃトドメをっと」
そうやって虫の息状態のマスターテリオンを抱え、パイルドライバーの体勢へ。
「トドメだァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
そして飛翔。そのままパイルドライバーでトドメを指してやる!!・・・がしかし。
フッ・・・。
「なっ!?何処へ消え・・・」
掴んでいたはずのマスターテリオンがまるで霧のように消えた。何処に消えた!?そう思い、見回す。・・・だがそれがいけなかった。
ゴン!
「たらァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」
「し、神之介ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!?」
バランスを崩し、思いっきり全身を地面に打ち付けてしまった。しかも運の悪い事に、股間の所に石がありそこに思いっきり象さんが直撃してしまう・・・。不幸だ。激痛が全身を駆け巡り意識が飛びそうになる。特に股間の所為で。
「ふはははは、貴公が今まで戦っていたのは余の幻影だ」
声のした方に振り向くと上空にマスターテリオンが浮かんでいた。先ほどまで与えたダメージが嘘のようにピンピンしている。
「貴公は、余の手の内で踊らされていただけに過ぎぬ。中々出来るようだが・・・、まだまだのようだな。話にならぬ」
「そう言っておるが、汝ケツから血が垂れておるぞ?」
雄弁に語るマスターテリオンにアルがそういう。よく見ると、マスターテリオンの後ろから何かポタポタと垂れているような・・・。よく見りゃ血だ。
「違うぞ、アル・アジフよ。これはアレだ。トマトジュースだ。先ほどのカンチョーでケツを負傷した訳ではない。まぁ、彼の力は分かったから次は例の新しい鬼械神を呼びたまえ。余は生身で十分だ」
こいつ・・・小学生でもつきそうにない嘘をついた上に強引に話を進めやがった。・・・ってか、生身で巨大ロボットと殴り合いって何処の東○不敗だ?
「神之介、呼ぶぞ!」
「はぁ!?何言ってんだお前!!!」
アルの意外な言葉にオラは戸惑いを隠せない。だが、アルの表情は真剣そのものだ。
「これほどの絶望的な戦力差だ。このままでは汝は殺されるぞ!・・・それに、汝がここで死ねば・・・あの女や童達も殺されてしまう」
焦燥の混じったアルの言葉に、オラはライカさんやがきんちょ達を思い浮かべる。・・・仕方ねぇ・・・デモンベインを呼ぶっきゃねぇか。・・・ここでふと疑問が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ