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妖精の義兄妹のありきたりな日常
嵐の水泳大会
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チャプン

ジュビアはタクヤを巨大な水流拘束の中に閉じ込めた。

すぅぅ

それをタクヤは全て飲み干した。
「…いくぜ!!!」
タクヤはジュビアの水のおかげで魔力が全回復していた。
「水竜の狼爪“烈”!!!!」
普段の狼爪よりもさらにでかく、鋭い狼爪がタクヤに纏われた。

ダッ

タクヤはいきよいよく巨大ダコに向かって飛んだ。
「+水竜の尖角!!!!」
タクヤは水の弾となり巨大ダコに突撃をかけた。



ドゴォォォン



「~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
その攻撃は見事に命中し、巨大ダコは遥か彼方へと飛んでいったのだった。
「やったァ~!!!!」
「ウェンディは!!?」
「きゃあぁぁぁぁっ!!!!」
ウェンディは上空から叫びながら落下していた。このままでは地面に激突してしまう。

バシャァァァン

だが、そんな心配はすぐに消し飛んでいた。

がしっ

「!!!」
「…怖かったろ?もう大丈夫だからな。」
タクヤがアクアジェットでウェンディの元へ飛んでいき、すぐさまキャッチした。
「う…う…うぇぇぇぇぇん!!!!」
「そんなに泣く事ないだろ。」
「だって、だってェ…!!」
そして、タクヤは静かに砂浜に降りてウェンディを下ろした。
「よくやったぞ!!!タクヤ!!!」
「堅っ。」
鎧を来ていたエルザに抱き締められるが、それはただ痛いだけだった。
「もう大丈夫よ。ウェンディ。」
「みなさんありがとうございます…。ヒグッ」
ミラジェーンが優しくウェンディを抱き締めた。タクヤもそっちがよかったと思ったのはナイショである。
「何はともあれこれで一安心じゃの。」
「マスター。」
「そして、第一回水泳大会優勝者はタクヤ・フローゼフじゃー!!!!」

ワァァァァァァッ

辺りはタクヤを囲み、大きな声援を送った。
「おめでとう!!お兄ちゃん!!!」
「おう!!さんきゅな!!!」
こうして嵐の水泳大会は幕を閉じたのだった。













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