暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0724話
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俺は必死に機体を飛ばしていた。この疑似ブラックホールから逃げる手段としては、衛星軌道上に置いてきたフォールドパックしか無いと判断して。
 もしフォールドパックまでもが疑似ブラックホールに飲み込まれてしまった場合、酸素を必要としない俺はともかく、シェリルが生き延びるのはほぼ不可能なのだから。
 そんな俺の願いが通じたのか、星その物が疑似ブラックホールに喰らい尽くされる前に何とか衛星軌道上にあるフォールドパックを発見。こちらに迫って来る疑似ブラックホールを横目に急いで装備し……その光景を目にする。即ち、複数のバジュラ母艦がフォールド空間を開いているのを。
 おい、まさか!?
 脳裏に嫌な予感が過ぎり、コンピュータでデフォールド先を計算。そこに表示されているのは……

「フロンティア船団だと!?」
「グレイス……そんな……」

 シェリルの泣き声を聞きながらも、フォールドパックの性能を考える。
 確かにフォールドパックはこれまでのものよりも高性能だが、それでもバジュラには及ばないだろう。ならば、バジュラの開いたフォールド空間を経由すればよいのだと。

「シェリル、掴まっていろよ!」

 シェリルに短く告げ、バジュラの開いたフォールド空間へと突入するのだった。
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