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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
32 不安定な信頼関係
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トランスカードを取り出すと、トランサーにリードした。
スターダストはここ数日で何度も自分が行っているのと同じ行為を見て、驚きを隠せない。

Trans Code 001

トランサーがスタンバイ状態になると、ロック調の待機音が流れ始め、シドウの体の随所には彩斗と同じように回路図のような模様が浮き上がり、リンパから目の下までが赤いラインが走る。
そしてシドウは右手で空中に円を書き、それを切り裂くようなポーズを取った。

『トランスコード001!!アシッド・エース!!!』

その掛け声とともにシドウは赤い渦に包まれ、姿を変えた。
鷹のような白いヘルメットバイザー、肩や背中にWAXAのロゴの入った翼のような刀と盾、黒のスーツに白いブーツ、グローブが装備され、それぞれに赤いラインが入っている。
スターダストと似ている部分が多く、まるでモデルになったのではないかと思える程の姿、そして迫り来る鷹のような圧倒的な力を見て取れる電波人間だった。

「お前は...」
「アシッド・エース...」

シドウの変身したアシッド・エースはメリーを抱え、左手にスターダストと同型のウイングブレードを構え、一番手前にいたジャミンガーを一瞬で斬り裂いた。

「正義の味方だよ!!」

ジャミンガーたちは口をぽかんと開け、顔を見合わせた。
アシッド・エースは自分で正義の味方を自称した。
普通に見れば間抜けかカッコつけのどちからだ。
だが一瞬で1人を片付けてしまった驚異的な速さと強さはそれを自称するには十分過ぎた。
恐ろしさで一瞬反応が遅れた。
しかしそれを振り切るために彼らに出来たのは声を上げることだった。

「カッコつけてんじゃねぇぞ!!!」
「このマヌケがぁ!!!」

「急げ!!人質を助けるんだろ!?」

スターダストはアシッド・エースのセリフを聞くまでも無く、グングニルの銃口を上に向け、シャンデリアに狙いを定めると引き金を引いた。
それと同時にアシッド・エースもメリーを抱えたままホールから廊下に入り、玄関とは逆方向へと走る。
全く別の道を進みながらも2人の目的だけは共通し、互いに敵対しながらも互いの能力だけは認め合う、変わった信頼関係で崩された計画は再び動き始めた。

「うっ!」

スターダストは体を引っ張られ、一気に4階まで到達する。
そこはまさに戦場だった。
警察の特殊部隊が数人倒れ、銃創が壁のあらゆる場所に開いていた。
そして現在進行形で銃撃の音と人質の生徒たちの悲鳴が響いている。

「マズイ...」

スターダストは焦る心を抑えながら、全力で走り出した。
















リサとマヤ、笹塚の3人は本部から才葉芸能学園へ向かっていた。
正直、
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