第七十一話 Speech
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ーっ!!!!!?」
ビートブード「副隊長、言語回路の故障ですか?」
我を忘れてアイゾックの映像に食ってかかるエックス。
“亡霊”という単語に過剰な反応を示すルイン。
そしてルインにツッコむビートブード。
反応はそれぞれである。
エイリア『待ってエックス、最後まで聞きましょう。それからルイン、大丈夫よ。お化けなんてこの世にいないから』
ルイン「そ、そそそそそそそうだよねえ!!お、お化けなんていない!!そう、いないんだ!!きっとゼロのそっくりさんだ!!そう、そうに違いない!!」
ビートブード「エックス隊長。ルイン副隊長の顔色が機能停止したように真っ青なんですが……」
エックス「気にしないでやってくれ……」
ゼロに濡れ衣を着せられ、エックスは強い驚きと憤りを感じていた。
ゼロがいたから自分達や今の地球が存在しているというのに…。
一方アイゾックの演説はたけなわとなっていた。
アイゾック『さて…ここで有志を募るとしよう!!我々と志を共にする者達よ。力を化してもらいたい!!この8人の調査員の下に集え!!我々の目的はナイトメアの撲滅。そしてゼロの亡霊を消すことである。未来のため、来たれここに!!』
モニター越しにレプリロイドの歓声が上がり、アイゾックの支持者もかなりの数になることだろう。
全ては奴の思惑通り、ゼロを中傷するアイゾックの思うがままに事が進むだろう。
アイゾック『なお、このハイマックスが調査員のリーダーとして参加しておる。』
エックス「(あれは…!!)」
アイゾックの隣に映る漆黒のレプリロイド。
エックスは作為的な物を感じ始めていた。
アイゾック『我らのところに来れば身の安全は保障しよう。イレギュラーハンターもレプリフォースも今や壊滅状態…』
エックス「戯れ言を…」
ルイン「エックス、抑えて!!ね?」
アイゾック『未来は我らと共に自らの力で守ろうではないか!!待っているぞ!諸君!!』
歓声と共に映像が消え、モニターは元の真っ暗な板っぺらに戻った。
残されたのは復興作業を中断して映像に見入っていたレプリロイド達。
呆気に取られ、モニターを凝視している。
すぐに正気に元に戻ったのはエックス達であった。
拳を震わせながら激しく、烈火の如く怒り、虚空に叫ぶ。
エックス「ふざけてる!!ゼロのことをそんな風に…みんなを救うためにゼロは命を懸けて戦ったのに!!」
ルイン「今は何を言われても仕方ないんじゃないかな?実際にエックスの目の前にゼロの姿をしたナイトメアが現れたんでしょ?」
エックス「それはそうだけど…」
アイリス『気持ちは分かるわエックス。私達も調査する必要があるわ。ナイトメアの正体を…今は アイゾックやハイマックスの
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