暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
027 宝探し(笑)
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までにしておき、タルブ村に詳しい案内人に──シエスタに≪竜の羽衣≫への案内を頼む事になった。……シエスタ曰く、≪竜の羽衣≫はシエスタの祖父の遺品でタルブ村からしたら、宝物扱いしている物らしい。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

タルブ村に着いたのが割かし遅い時間帯だったので、タルブ村の村長の家に泊まらせて貰った俺達はシエスタと仲が良さ気にしていたのもあって、それなりに歓待を受けた。

そして、明くる日。

(鳥居に寺院っぽい建物…?)

シエスタの案内で鳥居っぽいオブジェをくぐり、どこからどう見ても祠にしか見えない建物の前に辿り着いた。そこで俺は、気になっていたこと──ハルケギニアでは有り得る筈の無い意匠の原因をシエスタに訊ねる。

「シエスタ、1ついいか?」

「はい、何ですか?」

「さっきくぐったオブジェと、この建物を造ったのは誰か判る?」

「あ、それでしたら私の曾祖父ちゃんです。もう亡くなってますけど、ササキ・タケオと云う名前でして──」

(ビンゴか)

どうやらタルブ村には俺と同じ境遇の人物が居たらしい。……俺は自分の意思でハルケギニアに入ったが──

―お願いします。私を──私を犯してもいいですから、どうか私を殺して下さい―

―ありがとう―

「サイト、酷い顔ですよ?」

ハルケギニアに入った直後に色々@Lった事を思い出してブルーな気分に浸っているとユーノが俺の事に気付いて心配してくれる。

「大丈夫だ=cって言っても、信じちゃくれないか」

周り、各々を見渡すと全員──シエスタとこう云う事≠ノ興味が無さそうなタバサを含めた全員が首を縦に振っていた。

「まぁ、言わないがな」

俺の空気を読まない言葉に全員ズッコケた。当たり前の様に、四方八方からブーイングが飛んで来る。……が、よもやブルーになっていた理由を言う訳にはいかないので、スルーさせて貰う事にした。

(あれ? ……空気を読んで空気を読まない言葉…これ如何に)

「サイトの昔の話、興味有ったのに……」

「語れる時が来たら語ろう。……どっちにしろ、良い話じゃないしな。……それより、今は≪竜の羽衣≫の話だっただろう?」

「そういえば、そうだったわね。シエスタ、お願いね」

「判りました、ミス・ヴァリエール。只今、扉を開けますね」

シエスタはそう言うと、固定化≠フ魔法が掛かっているのか、シエスタの話では60年近くが経過しているだろうに、未だに頑丈そうな扉を開ける。

「これは……」

扉が開けられ、寺院の中に陽光が射し込む。光が有れば中に在る物も顕になる。……俺はそれ≠小学生の頃に社会科見学として行った博物館で──それも、写真で
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