ポストサイド
2305/12/27 「手紙」
[8]前話 [2]次話
十二時。
カース機関が行うアンドロイドの発表会の警備……という事で入っていた。
「資料貰っていいですか?」
「えぇ、もちろん」
貰った資料にはアンドロイドについていろいろ書かれていた。
『外見は人間を忠実に再現している。
また犯罪防止のため指紋はなし。
現在の自律ロボットのAIよりも優れた思考能力を持ち……』
読んでて腹が立ってきたのは何故だろう。
まぁいいや。後に出てきたのが優れているのは仕方ない事、だろう。
発表会の開始は十三時だった。
十三時。
俺は出入り口付近で座っていた。
たまにこっちに目線が来る。痛い。
そんな時だった。
上からかなり爆発音がした。
建物自体も揺れた。
爆音が鳴った場所に向かった。
床が焦げて、人が倒れていた。一部は腕まで吹き飛んでる。
そして発表に使われたはずのアンドロイドは跡形もなく消えていた。
十七時。
自分の部屋に帰っていた。
いや、正確には帰された。
……メールが二通着ていた。
一通目はカトロスから。
From:カトロス
件名:発表会のテロ
本文:
メールテストも兼ねて、一応報告してみる。
俺あの時たまたま近くに居たんだけど、爆発の後、怪しい奴が逃げたりとかはなかったよ。
携帯で撮ってた奴とかは居たけど、関係ないと思う。
爆発時、不審者はいなかったと。
……ということは、今回もあの自爆かな。
前よりかは爆薬は増えているようだが。
二通目は……?
From:Enemy of the game
件名:問題です
本文:
私は誰でしょう?
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ