暁 〜小説投稿サイト〜
And Game-Game of Life-
ポストサイド
2305/12/25 「配信」

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十時。
今日は……何しようかな。
なんというか、詰んでしまったような気がする。
進展になりそうなものは……どうなんだろう。
ロボットに必ずある衛星とのシステム……

すると突然、見てもいなかったテレビがノイズ画面になった。

「え? 壊れた?」

自然的な劣化だろうか……いや、そんな偶然な。
だが、しばらくすると画面は正常になった……

『私達は害を消す正義である!』

は?

『二つの執行はまだ始まりだ!』
『この世からゼンジンルイは消えるべく存在なのだ!』

二体の量産ロボ(アーカイブ No.9)が何処かでこちらに向かって演説っぽいのを話していた。

『第三の執行はこれより!』
『機械だけの平和な世界を!』

まぁなんて独善的な話な事。
よくもまぁジャックしてこんなの話せるよなぁ。
気のせいか外からも聞こえるし。



走ってきた足の音の後、扉が開く。
「ジャック放送の撮影場所が分かった、お前も行け!」

●○

そして、俺が来たのはカース施設(アーカイブ No.7)だった。
施設に入って、言われた部屋に向かう。
「ジールの部屋……」
目的地まで走って向かう。
疲れる事は無い。
「人造人間研究……、細菌研究室……」
何となく目に入ったのを呟く。

「機械都市入口……!?」
つい足が止まる。
「繋がってたのか! 知らなかった……」

……、あ、早く行かないと。



ちなみに、この日の収穫は、これくらいである。
ジールの部屋には何もなかった。
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